前回は「合格の秘訣・ポイント〜図や式を答案に書く〜」の話でした。
関東圏の中学入試の最大の山場である2/1まで、10日ほどとなりました。
大学入試は、私立大学の本試験まで一月を切り、国立大学の二次試験まで一月あまりです。
関東圏の中学入試受験予定の方にとって、これから10日で最も大事なことは健康・体調管理です。
これまで着実に学力を上げてきた今、自分に出来る部分・不安な部分が明確になってきます。
算数の
この分野は、ほぼ大丈夫!
ただ、ちょっと
〜の分野は不安がある。
得意・不得意科目や分野があるのは、皆同じことなので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
それよりも、最も大事なことは「自分に出来ることは、出来るだけ確実にする」ことです。
目標は「分かること・出来ることは完璧を目指す」ことです。
本来ならば、「分かること・出来ることは完璧に!」としたいところですが、人間である以上ミスはあります。
あまり「完璧!」と気負いすぎると、当日ちょっとうまくゆかない時に、
あっ、これは
出来るはずなのに・・・
と気落ちしてしまう可能性があります。
そのため、「完璧を目指す」ことにしましょう。

中学受験〜大学受験において、理科や社会の暗記問題は「どこまでやれば良いのか」不明です。
キリがないように感じることもあるでしょう。
中学受験〜大学受験では、「学習指導要領」にある程度従うことになっていますが、細かな知識を問うことがあります。
それは、出題者が
よく勉強してきている人向けに、
少し点差をつけよう。
と考えて出題するのでしょう。
こういう問題も「出来た方が良い」のですが、「全部できるのを目指す」のは現実的ではありません。
そこで、これまで「たくさん学んだこと、暗記したこと」をしっかり復習しましょう。
その膨大な習得したこと・ストックが「しっかり試験で発揮できれば、合格できる」でしょう。
また、本試験までほんのわずかな日数となった今は、出来るだけ動画などは避けて、「紙と向き合う」姿勢が良いでしょう。
ネットなどで、実に様々な動画が公開されています。
中には非常によく出来た動画があり、学習効果が極めて高いと思われる解説などもあります。
動画の良い面は多数ありますが、問題は「どうしても受け身になってしまう」ことです。
次々と動く画像や音声を聴いていると、「それを聞くだけで手一杯になってしまう」のです。
ネット・TVなどの動画と紙の本では、どちらも良い面があります。
ただし、試験は必ず「紙の上で行われる」ことが大事なポイントです。
超直前期の今は、出来るだけ動画は避けて「紙の上で、鉛筆を使って書いて、描いて」を実践しましょう。
図形問題などを復習するときは、「ただ解答を読んで理解」ではなく、必ず要点だけでも図形を描きましょう。
ちょっとしたポイントが大事であることが多い、整数問題などの文章題。
復習するときは、最も大事なポイントとなるイメージやグラフなどを書いてみましょう。
直前期に暗記することを増やしても、それほど大きな効果は期待できないことが多いです。
算数・数学に関しては、ギリギリまで色々と学んでみると、「これまで学んだことが有機的につながる」可能性があります。
「これまで学んだ事柄がしっかりできれば、合格できる!」と考えて、一つ一つ確実に復習してみましょう。
その姿勢が、合格へ大きく前進するでしょう。