前回は「合格の秘訣〜丁寧にポイントを探そう!〜」の話でした。
今回は入試当日に向けて、合格へ至るためのポイント・秘訣の話です。
寒い毎日が続く中、受験生は毎日朝早起きして、一生懸命勉強していると思います。
合格できるか
不安・・・
第一志望に合格
出来るかしら・・・
ほとんどの受験生は、大きな不安を抱えている中、まずは「健康第一」です。
寒くなった頃から、日本・世界中で新型コロナ・インフルエンザの感染が広まった中、健康・体調管理が大事です。
体調をしっかり管理する姿勢と同時に、「病気にはならない!」という強い意志・精神力も大事です。
「机の上の戦い」とも言える受験は、スポーツ競技などが「競技場での戦い」と同様に、精神力は非常に大事です。

直前期になると、各科目の様々な分野の「自分が不安な部分」がどんどん見えてきます。
それは、「自分がどんどん理解が進んでいる」からです。
「理解が進んでいない」と「何が理解できているのか、できていないのか」が分からないのです。
受験生は、その方の個性によって、得意科目・分野、不得意科目・分野があります。
でも、模試とかで
全科目優秀な成績の人、いるよ・・・
そういう「非常に優秀な方」は、毎年必ずいるものですが、極めて少数派なので気にしない方が良いでしょう。
得意科目・分野は、当日まで「調子を整えて、実力を発揮できるように」しましょう。
不得意科目・分野の中で、暗記しなければならないことがある場合が多いです。
そう・・・
全部覚えるのは、間に合わないよ・・・
他の受験生みんな、
全部覚えてきているのかしら・・・
こう不安に感じる受験生は多いでしょう。
暗記対象の「全部」が「どこからどこまでなのか」は、様々な考え方があるでしょう。
「暗記しなければならない項目を全部暗記した受験生は、極めて稀」でしょう。
え?
そうなの?
「中学受験で暗記すべき分野・項目」が、「ある分厚い参考書シリーズの全ページ」だとしましょう。
それを「全部暗記する」のは、基本的に不可能です。
そもそも非常に難しい・無理難題なのです。
受験においては、学校のテストとは異なり「満点を目指す」ことは、ほとんどありません。
大体「70%程度獲得すれば」合格できるような構成になっています。
ということは、「30%程度は出来なくて良い」と試験を課す学校側が判断しているのです。
確かに
そうかも・・・
直前期、暗記問題は「毎日、各科目のある分野を確認」する必要があります。
一方で、「無理に暗記対象を増やす」のはやめましょう。
それをすることで、自分に無用なストレスがかかったり、不安になる方がマイナス効果が大きいです。
無理に暗記を勉強するよりも、算数・数学の基本〜をしっかりと確認しましょう。
よく言われますが、受験においては、「算数・数学の出来・不出来が決定的影響を持つ」のが事実です。
算数・数学の出題が、小問ばかりであることもありますが、大抵は大問があります。
「算数・数学の大問一つできるかどうか」は、「理科や社会の暗記問題の多くの問題と同等の配点」となります。
すると、「暗記問題で多少落としても、算数・数学で挽回は十分可能」なのです。
受験の合否と総合点の関係は、各学校の考え方次第で、外部には全くわかりません。
一般的な考え方として、特に中学受験においては「暗記が得意」よりも「算数・数学が得意」な方が好ましいでしょう。
それは将来、理科系・文科系のいずれに進もうとも、算数・数学の論理的思考は、暗記より遥かに大事だからです。
合格目指すためには、暗記は着実に・しっかりと行う一方で、算数・数学を固めましょう。
平均・棒グラフを考える問題は、多くの方が「基本は知っている」分野です。
ポイントを掴むためには、しっかり描いて全容をつかむようにしましょう。
基本をしっかり理解して、描いて・書いて理解すれば、算数・数学は前日までアップする科目だと思います。
細かな暗記にこだわりすぎるより、算数・数学をしっかり固め、合格へ突き進みましょう。