理科や算数を「楽しむ」から「出来る」へ〜ちょっとした実験でワクワクする大事さ・「テストで良い点数を取ること」と「本当の学力」〜|理科の教育

前回は「好奇心から勉強が「出来る」へ〜ちょっとした実験・好奇心持って学ぶ姿勢・色を混ぜて違う色を作る実験〜」の話でした。

目次

ちょっとした実験でワクワクする大事さ

f:id:Yoshitaka77:20211004124930j:plain
混色の実験(教育紀行)

書店で買った「実験キット」で、蛍光色の赤・緑・青の色の水溶液を子どもと作ってみました。

赤・緑・青はRGBの三原色であり、原理的には混ぜれば全ての色が作れます。

赤と青を
混ぜるとどうなる?

ちょっと
混ぜてみるね・・・

あれ?
色が変わったよ・・・

なんか、
紫色になったよ・・・

「色が変わる」のは大人が見ても、結構面白いです。

この「様々な色を作ってみる」実験は、「ちょっとした実験でワクワクする大事さ」を教えてくれます。

「テストで良い点数を取ること」と「本当の学力」

新教育紀行
筆者の小学校6年生の理科ノート(新教育紀行)

学校のテストは「なぜ?」と考えなくても、ある程度暗記・答えを覚えたり

受験の難しい問題も、いくつかの解法を組み合わせることで大体の問題は解けます。

これは中学受験の難関校〜最難関校の算数・理科の問題でも同様でしょう。

「解法を暗記する」ことで場合によっては、かなりの成果を上げられるでしょう。

一方で、そういう勉強の仕方をしていた人は「点数を取れるだけの優等生」となってしまいがちです。

でも、僕テストが出来る
優等生になりたい・・・

「点数を取れるだけ」って
取れる方が良いじゃん・・・

子どもたち、受験生たちの視線から考えると「点数を取れる」ことはとても魅力があります。

ところが、こういう「丸暗記的勉強」を続けると、高校生くらいで失速する傾向があります。

筆者の中高での経験を元に考えると、「中学3年生頃に学力の分かれ道」があります。

「ただテストで良い点を取る」ことばかり、やらせては子どもが可哀想です。

「与えられた問題を解くこと」は得意だけど「自分で考えることは苦手」な受動的な人間になってしまいます。

暗記することも大事ですが、「丸暗記」というよりも「知識の習得」と考えられるようになると良いでしょう。

「テストで良い点数を取ること」と「本当の学力」は異なると考えます。

なかなか「本当の学力」は計れませんが、「ただ点数を求める」のはしない方が将来性があるでしょう。

理科や算数を「楽しむ」から「出来る」へ

新教育紀行
てこのつり合い(新教育紀行)

「ちょっとした実験」は、お風呂でもできます。

お風呂で湯手桶を逆さにして、空気を入れて水の中でひっくり返してみましょう。

ブワッと空気が出てきて、子どもは喜びます。

これって、
面白いね!

そんな時、ただ喜ばせるだけではなく、

なんで
こうなると思う?

と聞いてみましょう。

一緒に考えてみるのも良いでしょう。

答えられなくてもいいですし、答えが間違っていてもいいのです。

むしろ「間違った答え」をしたら、

そういう
考えも面白いね!

実はちょっと
違ってね、実は〜なんだ・・・

一緒に喜んでみましょう。

すぐに「正しい答えを求める」姿勢ではなく、楽しみながら「考えてみる」姿勢はとても大事です。

そういう姿勢は好奇心を育て、やがてその好奇心が大きな興味になり、得意科目になるでしょう。

理科の
てこって面白いかも!

水溶液のことは
丸暗記ではなくて、イメージすると楽しい!

そして、得意科目が一つでもできると、中学受験〜大学受験でも大きな力になります。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次