前回は「やる気を引き出す本質的教育」の話でした。
学校が生徒にパソコンを配って、「パソコンで学ぶ」のが普通になってきました。
最近のオンライン教育も考えると、時代の流れです。
小学生の時にファミコンで驚いていた世代からすると、少なからず違和感ありますが、新しい時代の流れです。
特に理科などで実験や、なかなか再現できないことを映像ですぐに見れるのは良い面があります。
子供にとってイメージが湧くので、その面ではタブレットはとても良いと思います。
一方で、「実際に手を動かして学ぶ」事は、特に小学生は大事です。
画面見ながら、選択肢を選んでポチッとクリックしているのを見ると、少し不安になります。
「これで勉強になっているのかな?」と不思議に思ってしまいます。
今回は「理科の教育」に関する話です。
理科は暗記ばかりではなく、「応用がきく」ような教育が望ましいと思います。

写真は、僕が小学校6年生の時の理科のノートです。
大して上手くないですが、一生懸命絵を描いたり、特徴を探したりしてノートに書きました。
その後に、理科の先生に褒められたのを覚えています。
褒められると嬉しいですし、こういうことはずっと忘れませんね。
僕は、小学校5~6年の時の理科のN先生が大好きです。
N先生は教え方が少し変わっていて、とても面白かったです。
変わっているところの一つは、テストの記述式の部分の採点です。
採点の時は生徒が順に並んで、記述部分の採点を目の前で受けます。

あっていれば、「はい、○」ですが、間違っていても、ちょっと面白い考え方だったりすると
はっは。
面白いこと考えるね。
これは間違っているけど、
面白いから3点上げるよ。
みたいに、xにしないで少し点くれました。
xにならなかった・・・
こういう先生がいると、とても良いと思います。
「正しいことを知る・理解する」事はとても大事だけど、「自分で考える事」は一番大事だと思います。
その結果、間違っていても否定はしてはいけないと思います。
小学校で「自分で考える事」が楽しくなるような教育が受けられると、その後に大きく成長する子供になるでしょう。