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中学入試と教育 3|中学受験

前回は「中学入試と教育 3」の話でした。

2016年に開始された、東大の推薦入試合格者数。

「新たな形式の試験」ですが、全合格者の3%に満たないのが現実です。

推薦入試における女子率が高いことは、好ましいことだと考えます。

米国アイビーリーグなどの大学受験が、大きく変わりました。

今年から、学力テスト以外の入試を大きく推進した米国のアイビーリーグなどの大学。

「試験の多様化」により、GPA、SATなどの成績重視から大きく舵を切った米国の大学。

かつては合格するはずだった優等生が、多くの大学で上手く行かなかったと報道されています。

これは、「試験の多様化」と同時に「合格基準の多様化」によると考えます。

「かつて合格するはずだった人物が不合格」という事態が起きたという事実。

それは、逆に「かつて不合格であるはずだった人物が合格」という事態も、起きている可能性があります。

「必ずしも優等生ではなくても、独特の能力を持つと判断できる」人物を、各大学が合格としているのでしょう。

これこそが、世界でイノベーションで群を抜いてトップたる、米国の姿勢です。

そもそも、この「独特の能力を持つと判断」するのは、どうやっているのでしょうか。

それは、大学入試の際のエッセイ等により、各大学・入試担当者の判断によるのでしょう。

入試が多様化して、志願者が多様化し、倍率が急速に上がった事実があります。

数多くの志願者を、筆記試験などの成績によらずに合否を判断しているのが、米国アイビーリーグ等の名門大学です。

その合否判定の実態や基準は、明らかにはなっていませんが、大学ごとのカラーで判断していると考えます。

世界に逆行するように、筆記試験による画一的な試験方法を頑ななまでに変更しない日本の大学受験。

そして、その影響を非常に強く受けざるを得ない、各中学・高校の教育の場。

さらに、その各中学・高校の教育の場に入れる生徒を選ぶ、中学受験もまた、強い影響を受けます。

日本の大学受験が、米国のように大きく変われば、日本の教育・受験界も大きく変わります。

しかし、これまでの日本の流れから、すぐに大きくは変わることはないでしょう。

すると、「一定の筆記試験の枠組の中で」高い点数を取る勉強も大事になります。

大学受験につながる筆記試験の中で、各中学が独自性を出そうと考えます。

そこで、記述式試験などの、「個性を問う」試験の比率が大きくなる可能性が高くなると思います。

暗記ばかりではなく「本質を理解して、記述も暗記型の問題も、ある程度出来る」ことを目指すのが、良いでしょう。

具体的には、時事問題などを「まとめる」だけではなく、「何を感じたか」を子どもに考えてもらいましょう。

えー、難しいよ。

難しく考えずに、「僕は、こう思う」で良いのです。

間違ってたら、どうしよう。

本来、「考えること」「感じること」に、◯もXもないのです。

たしかに、そうよね。

私の感じたこと、でいいのかしら。

それが、「学校のカラー」で判断されると、一定の判定が出ます。

お子様の志望校のカラーと、お子様自身の個性が合っていれば、その判定も良いでしょう。

その姿勢は、様々な分野で多様化が進行する海外を考える時、長期的に子どもの将来に良い影響をもたらすと考えます。

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