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米アイビーリーグの大学受験|世界の大学受験

前回は「中学入試の新潮流と教育 3」の話でした。

米アイビーリーグの大学受験の記事が興味深いので、ご紹介します。

ハーバード大学、イエール大学などのアイビーリーグ校で「入試が急激に難化した」とのことです。

詳しくは、本記事をご覧ください。

記事によると、ハーバード大学の合格率3.2%、イエール大学合格率4.5%などです。

ハーバード大学、イエール大学よりも東大・京大の方が遥かに劣るので、比較することにあまり意味がないのですが、一応我が国の最高峰=東大と比較してみましょう。

2022年のデータで、東大は全体で倍率が3.2倍、合格率は31%ほどです。

最難関の理科三類で、倍率が4.3倍、合格率は23%ほどです。

合格率を比較しただけでも、アイビーリーグ校と東大では「全然難易度が違う」事が分かります。

出願者数が急増した理由があります。

それは、「3/4以上で学力テストが必須でなくなったこと」です。

非常に大きな変化です。

そのため、様々な成績や背景をもつ学生が、意欲的にトップ校に出願したために、アイビーリーグなどの名門校の「志願者が急激に増加した」とのことです。

では、具体的に「どのように入試が判断されているのか」は、各校のカラーが強く打ち出されていることなでしょう。

考えようによっては、「ペーパーテストの出来がそれほど高くない」学生が、

入試の判断基準が変わった以上、
僕も合格できるかも

色々な活動を積極的にやってきた実績があるから、
テストの点数がそれほど高くない私でも、
そこが評価されて、イエール合格するかも

などの理由で、

思い切って、ハーバードに出願してみよう!

ちょっとハードル高いけど、
私はイエールに出願してみよう!

と考えた学生が、沢山いたのでしょう。

ハーバード大学は「様々な背景をもつ学生同士が協調して欲しい」という姿勢を強く打ち出しています。

これは、非常に米国らしい非常に進歩的なスタンスで、イノベーションにおいて、世界で群を抜く存在であり続ける源泉とも言えます。

対して、一部は推薦入試やAO入試があるとはいえ、基本的には単なる「ペーパーテストの能力」のみで、学生の優劣を決めて合否判断する、我が国日本の大学入試。

上記の合格率は、母体が異なる以上「一定の目安」にしか過ぎません。

例えば、東大を志願する学生は、第一次選抜で「ある程度の点数」が取れる自信がなければ、志願できません。

そうでなければ、第一次選抜で落ちてしまい、第二次選抜の本試験に進めないからです。

ならば、東大志願者は「一定以上のテストの点数を獲得する能力を持つ」方なので、今回急増したハーバード大学等の志願者数と比較する、あるいは合格率を比較しても「実像はつかみきれない」とも言えます。

しかし、この「テスト以外の面を評価する」軸を強く打ち出した米国トップ校に対して、「昭和から大して変わらないペーパーテスト重視」の我が国の大学受験事情。

大学受験の内容・実情は、中学〜高校受験に非常に大きな影響を与えます。

さらに日本の受験界のみならず、教育界にも極めて甚大な(悪)影響を与えていると考えます。

次回は、日本と世界の受験事情から中学受験を考えてみましょう。

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