前回は「算数の効果的学び方 1」の話でした。
中学入試を考えるとき、「志望校の試験のスタイル」は非常に大きな問題です。
「暗記教育のぜひ」が長らく議論されている中、記述式は今後増加するでしょう。
「記述式」と「答えのみ・選択式」に大きく分かれます。
近年の難関校〜の問題を見てみると、「解答のプロセス」を書くように求めることが多いです。

上記記事は「小学生の4割が記述問題が苦手」とあります。
2010年の記事ですが、こういう傾向は今でも変わらないと思います。
この記事では「記述問題、漢字・語句、抜き出し問題、記号問題の中で苦手なのはどれ?」が問いです。
その場合、「記述問題」が筆頭に上がりやすいと思います。

あまり、
記述は得意でなくて・・・・・
という子どもが、麻布・武蔵のように「意見を含む記述試験」が出る学校が志望校の場合、親は悩むかも知れません。
良いから、
書いてみなさい。
と言ったところで、
だから、
書く内容がわからないんだよ・・・・・
というのが、子どもの本音かも知れません。
武蔵は特に「自分なりの意見を持つこと」が奨励されます。
「正しいか、正しくないかは別。まずは自分の意見を持て。」という教育理念です。
また、麻布でも「はっきりした意見」を求めています。
こういう問題が「得意でない」と考えているお子様は「苦手」と思い込んでいる可能性が高いです。
ある程度の素養はあった方が良いです。
基本的に「自分が思ったこと・考えたこと」を自由に書いてもらうように促してみましょう。
多くの受験生が読んでいる「小学生新聞」があります。
「要約する」も良い勉強ですが、「読んで何を感じたか」や「どう思ったか」を考えてもらいましょう。
簡単で良いですから、子どもに書いてもらうようにしましょう。
書いているうちに
書くのは意外と面白いかも。
と思ってもらうのが一番良いです。
「正解」を求めがちな受験ですが、そうではなく「自由に意見を考える、書く」楽しさを早い段階で感じてもらいましょう。
短くても良いので、日々やってみましょう。
中学受験に向けて大きな力になり、将来「自分で考えることができる」人物に育つでしょう。