新教育紀行では「本質的教育から中学受験〜大学受験」の話をご紹介します。
この春に長男が小学校に入学しました。
算数や国語など、宿題を教えてます。
僕は中学受験をして第一志望の中高一貫校・私立武蔵中高に合格しました。
その後、東京大学に入学し、東京大学大学院を修了しました。
大学では、家庭教師や塾で教えた経験があります。
「その経験を活かして、子供も教育したい」と、以前から思っていました。
小学校低学年の学びは「慣れていく」のが一番でしょう。
足し算・引き算にしても、文字にしてもドリルのような地道な学びを繰り返すのが一番良いです。
あまり深く考えても仕方がないのですが、やはり「広い意味の思考力は身につけて欲しい」と思います。

これから学ぶことが増えていって、暗記ばかりに走るのはやめるように教えてゆきたい。
僕の頃は、中学受験の塾は小学校5年生くらいから行く人が多かったのです。
最近は小学校2、3年の低学年、場合によっては小学校1年生から塾に行く人が多いと聞き、思わず「えっ?」と思います。
本当にそんなことでいいのかな?と思ってしまいます。
せめて4年生くらいまでは伸び伸び遊んでもらい、テレビゲームとかOKにしたいと思っています。

僕は、暗記中心の勉強は反対派です。
そういう人も多く見てきましたが、テストで点数が取れるようになっても、後で伸び悩みます。
「テストできても、発展性のあることが考えられない」人になってしまいます。
子どもは、そういうふうに育てたくないと思います。
一方で「テストで点数取れなければ、困る」あるいは「試験できちんと点数を確保できないと、受験は合格しない」のも事実です。
本質的な学びをしながら、試験で良い点を取れるのがベストです。

写真は旅行で九州の島にいった際に、子供を早起きさせて、日の出を見にいった時。
明け方、まだ星が見えている状態から段々と明るくなり、星が消えていきます。
しばらくしたら、水平線から太陽がひょっこり頭を出しました。
この「見えていた星が消えて、少しずつ明るくなって、太陽が出てくる」経験をさせたかったのです。
子供は眠そうだったけど、こういう本質的な経験をして、算数や理科の興味を持って学んで欲しいと思います。