前回は「考える力・学力を伸ばす〜ガチャガチャも考えるキッカケに〜」の話でした。
今回は算数や理科の学び方に関し、実戦的かつ本質的な話です。
算数や理科を学ぶ際・問題を解く際に、関連する絵やイメージを描くことは、とても重要なことです。
教科書やテキストを「読んで、見てわかった」ことと、理解したことを「絵などに再現できるか」は大きく違います。
理解度が全く異なります。
理解していることをイメージや絵に描くことが出来るのが望ましいでしょう。
その内容を「ほぼ完全に理解し、自分のものとしている」ことになります。
この「理解している」ことは、非常に本質的なことです。

こういうスケッチを上手に描ければより良いですが、上手に描ける必要はないです。
上手に描かなくても良いですから、「丁寧に描いて」みましょう。
「上手に描こう」と考えすぎると「下手だとどうしよう」と手が止まってしまいます。
「物事をよく観察して、丁寧に描いてみる」と、それまで気づかなかったことにも気づきます。
「あれっ、こうなっていたんだ」と思えることがいくつも出てきます。
「そうして自分で気づいたこと」は参考書や教科書を読むよりも「自分の体験」として、より強く記憶に残ります。
「描くこと」は理解力・記憶力・暗記力の大きな向上につながります。
その姿勢は、本質的な理解へと結びつき、学力が飛躍的に伸びるでしょう。