前回は「かっ車の考え方 3〜描いて理解しよう 2(動かっ車)〜」の話でした。
動かっ車についたおもりを、引き上げる長さを考えてみましょう。

これも知っているけど、
理由はよく分からないわ。
今回は重さは関係ないので、「重さの矢印」は描かないようにしましょう。
出来るだけシンプルに、必要なことを描くことが大事です。
実際に描いて考えてみましょう。

おもりを引き上げたら、おもりは上に移動します。
ここで「ひもをどのくらい引き上げるか」を、描きながら考えてみましょう。

おもりの移動距離はわかりますが、「ひもとの関係」がなかなか分かりません。
描いてみると、ゴチャゴチャして
よく分からなくなるよ。
ここで、「おもりの移動距離」は何か?を考えてみましょう。

おもりと動かっ車は「つながっている」から、「おもりの移動距離=動かっ車の移動距離」です。
物や図形が移動する時は、どこかの点に注目しましょう。
今回は、動かっ車の中心に注目すると、「おもりの移動距離=動かっ車の中心の移動距離」です。
これで、大分考えやすくなりましたね。
ゴチャゴチャして分かりにくい時は、「何が大事か」を考えましょう。
「かっ車の中心」ではなくて、「かっ車の端」でも良いですが、中心の方が考えやすいですね。
うん。
なんだか、分かりやすくなった気がする。
そのちょっとした「わかりやすくなった気持ち」が大事です。
これでだいぶ見通しが良くなったので、ご存知の方が多い「結論」を「なぜそうなるか?」考えてみましょう。
黒鉛筆だと分かりにくいようでしたら、色鉛筆で描いてみましょう。
明日、続きをお知らせします。