学力を上げる学び・勉強法〜頭の良さを育み、成績アップさせる方法〜|算数・理科・中学受験

前回は「学力の上げ方〜繰り返して「出来ない」から「出来る」へ〜」の話でした。

目次

合格者が出来るべき問題が出来るように

多くの問題に取り組むのではなく、少ない問題・良問を何度も繰り返し解くことの話でした。

「頭を耕すように理解力が深まる」ように勉強してみましょう。

今回は「少ない問題に何度も取り組む」ことの効果を、別の視点から考えてみます。

大学受験でも中学受験でも、「問題のカテゴリー」は存在します。

稀にかなり新奇性の高い問題、今まで見たことのない様な問題がありますが、非常に少ないです。

そういう問題は、かなり学力の高い人でも、

これは
ちょっと・・・

「解けることが少ない」ので、現実的側面からは、考えなくても良いでしょう。

合格するためには、「合格者が出来る・出来るべき問題」をしっかり解けるようになることが大事です。

非常に難しい問題、新奇性が高い問題は、その科目・分野が得意な方向けと考えましょう。

こういう問題は、学力が極めて高い方や得意な方が、

よし!
やってみよう!

と「自発的に取り組む」問題です。

どれかの科目が非常に得意になって、こうした難しい問題等が出来るようになると非常に強いです。

そのように「難問が出来るようになる」ことを目指したいです。

まずは、「出来るべき問題」を「出来るようになる」ことをしっかり意識しましょう。

分野・カテゴリーを攻略する

ある分野・カテゴリーの問題を、数多く解くこと。

それは、その分野・カテゴリーの領域を少しずつ攻略してゆくイメージです。

仮に分野・カテゴリーが、「ある円の領域」を持つとしましょう。

円でなくても、正方形でも長方形でも楕円でも良いです。

ここでは、イメージとして「円のような領域」を考えます。

同一分野・カテゴリーの問題を、沢山解くこと。

それは、カテゴリーの大きな円の中に、点や小さな円を打ち込んでゆくイメージです。

ダダダッと、点や円を打ち込んでゆき、「ある分野・カテゴリーの領域」がほぼ満たされた時。

その時、その分野・カテゴリーに対して、「ほぼ出来るようになった」感覚になるでしょう。

別の視点・別解を学ぶ大事さ

それらの点が「有機的に繋がった時」には、大きな効果を発揮します。

現実的な考え方としては、ある解法とある解法を組み合わせることで、ある問題を解くことです。

これは一つの本質的な考え方で、とても良いことだと思います。

「異なる二つの物事を組み合わせると新しいものが生まれる」ことと同じ考え方です。

「たくさんの問題を解く」ことは、とても良いことです。

その時、多くの問題を解いていると「たくさん解くこと」が目的になってしまいがちです。

でもさ、
塾の宿題・プリントがたくさんあるよ・・・

他にも
参考書・問題集もある・・・

「たくさん問題を解く」ことは良いことですが、目的は「数多く解くこと」ではありません。

本当の目的は「学力を上げること」です。

そして、「問題が解けるようになる」ことです。

しっかり考え方を吸収する学び方

中学受験・高校受験・大学受験、いずれも沢山の問題をやる必要が基本的にあります。

通っている塾などのテキスト・問題・プリント、そして持っている問題集・参考書。

これだけでも、
大変だよ・・・

さらに

算数は、〜の
問題集が良いみたいだ・・・

という話を聞くと、

その問題集をやると、
出来るようになるのかな・・・

じゃ、
その問題集も手に入れよう!

となりがちです。

それは、多くの受験生が経験していることで、その結果、

こんなに
沢山問題集がある・・・

という状況になってしまいがちです。

そして、

とにかく、
沢山問題を解こう!

と闇雲に「大量の問題を解く」ことを目指してしまうことが多いものです。

そして、「未消化なまま、たくさんの問題をやる」ことになってしまいます。

そこで、「未消化」を避けて、しっかりと理解を進めるようにしましょう。

問題を解く場合、別解なども学びながら学習すると高い効果があるでしょう。

「別解」は異なる視点から問題を解くことです。

様々な視点から眺める事は大変効果的で、将来にも繋がる能力を育てる事ができます。

新教育紀行

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