MENU

暗記問題必勝法 2|中学受験の社会

前回は「暗記問題必勝法!〜社会の暗記問題はこうして覚えて、本番に向かってゆこう!〜」の話でした。

直前期に文章題を解きながら、楽しく暗記をどんどん進め、一気に暗記量を増やしましょう。

前回同様、開成中学の2019年第一問(一部抜粋)を元に考えてみましょう。

f:id:Yoshitaka77:20211204073536j:plain

前回、①は「薩摩」が回答と書きましたが、「島津」だと○なのかxなのか、どちらでしょうか。

これは開成の採点者に聞かなければ分かりませんが、「歴史を理解していることを問う」ならば「島津藩でも○」であるべきと思います。

島津家だったと思うけど、
藩の名前忘れた・・・・・

こう言うとき、まずは「島津」と書きましょう。

実際、島津薩摩藩・肥前鍋島藩など、家の名称と藩の名前を並べて呼ぶことがあります。

f:id:Yoshitaka77:20211216131412j:plain
西郷隆盛(国立国会図書館)

今回は、文中で③〜⑤の赤線に注目下さい。

まず、③で上野の西郷隆盛像を見た西郷の奥さんが「うちの人(西郷隆盛)はこんな人ではなかった」と呟いた逸話が出ています。

そうなんです。多くの日本人が「西郷隆盛=上野の像」というのは実は違うのです。

ただ、これは歴史好きな方でも知らない可能性があり、明らかに中学受験の範囲を逸脱しています。

読んでみると、問題内容には一切関わりがありません。

ですから、これは「書く必要のないこと」なのです。

「問題に関係ない」のに出題者が書いているのは何故でしょうか。

f:id:Yoshitaka77:20220123060014j:plain
西郷隆盛像 上野恩賜公園(Wikipedia)

出題者は問題を作成しながら、自分も楽しんでいるのです。

中学校の歴史の先生は、多くは大学で歴史を専攻した方です。

また、中学校・高校で歴史を教える教師は、大学教授と同レベルの方も大勢いらっしゃいます。

「歴史が好きで好きで仕方ない」方々です。

出題者・採点者は「受験問題作成・採点という業務」をしながらも、楽しみながら業務をしているのです。

この西郷像の話は、歴史家の間でも論争がある非常に大事な論点です。

出題者は、幕末維新期の専門家かもしれません。

出題に無関係にも関わらず、あえて中学入試問題の文章題に出しているのは、開成中学のアカデミックな校風を表しています。

f:id:Yoshitaka77:20211027143511j:plain

また、④では上野で新政府軍と幕府軍が衝突した戦争後、幕府軍側の彰義隊の遺体が放置されていた事実を記載しています。

④も出題とは関係ないのですが、出題者が「書きたい」から書いているのです。

問題とは関係ないのですが、この事実から「幕府軍と新政府軍の仲がかなり悪く、憎しみあっていた」事実が分かります。

f:id:Yoshitaka77:20220123060210j:plain
勝海舟(国立国会図書館)

徳川幕府敗北後、幕府の高官であった勝海舟や榎本武揚のように、新政府側に大臣として入った人もいます。

そして、「明治維新は流血の少ない世界で稀な平和的革命」と言われますが、実情はこのようなことだったのです。

直前期の総まとめの時は、こういう文章のちょっとしたところも読んで理解することは、歴史の総まとめに役に立ちます。

「ああ、そういう事だったんだ」とイメージできる事で、単語や年号が暗記しやすくなります。

このような過去問や文章題に取り組む際は、できれば出題者と一緒に「歴史を楽しみながら」歴史の一面を覗いてみましょう。

単語や年号を「ひたすら暗記すること」は苦痛とも言えます。

こうした穴埋め問題でも、知らなかった単語等をまとめて暗記しながら、「文章のイメージ=歴史の実情」を頭に入れましょう。

記述式問題にも対応する力がつきます。

各学校の試験問題は「穴埋め方式がほとんど」「記述式が少しでる」「大部分が記述式」と傾向があります。

「穴埋め方式」と思っていたら、「理由を文章で書きなさい」という問題が少し出る可能性もあります。

文章題をきちんと理解し、事実をイメージしながら暗記項目をどんどん増やし、記述式問題の対応力も同時につける学び方は、効率的でベストです。

暗記問題はこのように攻略してみて下さい。

グッと暗記力が上がり、合格へ近づきます。

↓応援して下さい↓
にほんブログ村 にほんブログ村へ
PVアクセスランキング にほんブログ村
目次
閉じる