質問ご回答 15 記述のコツ〜書き方と模範解答〜|中学受験

前回は「質問ご回答 14 塾のメリット〜友達と学ぶこと〜」の話でした。

久しぶりの「質問ご回答」です。

男子御三家志望の小学校6年生Mさんの親御様から、ご質問を頂きました。

質問13

息子が男子御三家を志望しています。

記述式試験で、模範解答例があります。

その模範解答例に対して、息子が「こんなにしっかりは書けないよ。」と悩んでいます。

模範解答例のように書けないと、合格できないのでしょうか。

ご質問頂き、有難う御座います。

記述式試験に関しては「答えが明確」でない分、受験者側からすると難しい面があります。

新教育紀行では、記述式試験に対して何度か話をご紹介しています。

各塾や過去問題集で記載されている模範解答例を出題している学校側が望んでいるのか、は学校によります。

まずは、僕なりお答えすると「模範解答例ほどしっかり書けてなくても、満点が入ることがある」と考えます。

えっ、本当?

各塾・過去問題集の模範解答を作成しているのは、誰でしょうか。

それは、社会なら社会の
プロの先生かしら。

そうですね。

模範解答例を作成しているのは、「プロの大人」なのです。

対して、皆さんは小学校6年生です。

立場が全然違うのです。

確かにそうだね。

社会の問題なら「大人の社会のプロの方」が書きます。

ですから、模範解答例は文字通り「模範例」になります。

そして、塾であれば内輪ですが、出版する過去問の解答例となると、模範解答を書く方も力が入ります。

というのも、少しでも欠けていることがあると、

この点を書かないと、
まずいのではないですか?

と、どこかの方から指摘されてしまう可能性があります。

そのため、模範解答例は「全方位的」で「もれなく」表現されていることが多いのです。

学校にもよりますが中学校側は、そこまで「大人の答え」を求めていないでしょう。

先日、2022年武蔵中・社会の問題を取り上げました。

「教育の平等性」に関して、「格差の例一つと対策」を答えます。

格差に関しては、主に経済格差を自分なりに表現すれば良いでしょう。

対策に関しては、「奨学金」と「公立中高一貫設置」の話をご紹介しました。

これは、「一つの模範例」として僕が挙げましたが、一般的な答えとしては「奨学金」のみで良いと思います。

アインシュタインの父も能力を持っていましたが、経済的・人種的問題で高等教育を断念しました。

時代が異なりますが「経済的格差による教育格差」は、どの国でもあります。

それに対しては「奨学金」、特に「返済の要がない奨学金」は非常に大事です。

そこで、「どのような方が返済の要がない奨学金」をもらえるでしょうか?

成績良い人!

一生懸命、
勉強する人かしら。

そうですね。

そこで、「公立中高一貫校」を書かずに、

・一生懸命学ぶ生徒には奨学金が与えられ、経済格差による教育格差をなくす対策がある

と書くのも良いでしょう。

ここで、「返済の要がある・ない」は、小学生は知らないことで良いでしょう。

模範解答例は「一つの模範例」と考え、「これが書けるようになる!」とまで考えないようにしましょう。

それよりも、「自分の意見・考え」をしっかり表現することに重点を置きましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次