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質問ご回答 3〜記述式問題攻略法〜|中学受験

前回は「質問ご回答 2〜算数のスランプ脱出法〜」の話でした。

Cくんの親御様からご質問を頂きました。

ご質問 3

息子の第一志望校の出題が、記述式問題があります。

算数は得意なのですが、社会や国語などの記述式問題の点数が伸び悩んでいます。

合格判定は60〜80%です。

塾でも記述式問題の特訓を受けていますが、息子は今ひとつ自信が持てないようです。

どのように対処すれば良いでしょうか。

ご質問頂き、有難う御座います。

算数が得意なのは、とても良いですな。

算数が得意で合格判定が60~80%ならば、かなり高い確率で志望校に合格するでしょう。

もうすぐ直前期ですので、お子様もナーバスになってきていることと思います。

それは皆同じことですし、算数が得意なことは大きなアドバンテージがありますから、その良い面をポジティブに考えましょう。

記述式試験は、考えすぎてしまうと「何を書けば良いのか」と悩んでしまいます。

ですから、まずは「自分が感じたこと・考えたこと」を素直に表現してみるようにお子様にはオススメして見てください。

得意な算数も、入試の際に「考えていること」を積極的にアピールすることは、少しでも部分点が稼げるので、とても良いです。

特に算数では、記述式では「分かっていること」はきちんと表現するようにしましょう。

算数においては、大体の方向性・答えが合っていても、論理的に飛躍していると大きな減点を受ける可能性があります。

実際に「論理の飛躍」をしてしまっていたならば仕方のないことですが、「本当はきちんとわかっているのに、答案に描かなかったために、論理が飛躍している」と採点者に誤解されてしまうかもしれません。

実際の試験の際には、時間が惜しくて、文字を書く時間も少しでも短くしたくなる気持ちは分かりますが、簡単でも良いので、解くプロセスで大事なことはきちんと書きましょう。

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「中学への算数」で麻布・栄光学園・武蔵の教師が座談会している話をしました。

詳しくは本誌をご覧頂きたいのですが、数学において「文字が汚いからと減点はしない」という話があります。

これは当然のことで、数学的・本質的なことであれば、文字が多少汚くても良いでしょう。字はきれいな方が「採点者が読みやすい」ので、「採点しやすく」なることは考慮に入れておきましょう。

「分かっていること」は明快に、走り書きでも、メモ書きでも良いので書きましょう。

理科に関しても算数と同様ですが、理科・社会は何らかの説明をすることが多いです。

その説明がはっきりわかっていれば良いのですが、「どうもはっきりわからない」場合でも、自分で「これが理由ではないだろうか」と考えたなら、はっきりと書いてみましょう。

「ちょっと異なる視点から考えてみる」ことから新しい発見が生まれることがあります。

「正しい解答ができる」ことは良いことですが、それは「正しい事を知っている」に過ぎないとも言えます。

全く的外れであれば点数にならないと思いますが、「なんらかの繋がりがある」や「間違っているが面白い発想」であれば、点数がつく可能性があります。

国語に関しては、文脈等を考えて答える問題が多いと思いますが、文章内の誰かが考えたことなどを記述する場合は、その人になりきってみましょう。

例えば、Aさんが登場する時、「自分がAさんならどう考えるか」をイメージして考えてみましょう。

そうすると楽しくなりますし、解答能力が高まって点数も上がるでしょう。

学校側が「理由・答えを知っていますか?」とお子様に聞きたいのでしたら、選択式で良く、その方が採点も早く進みます。

記述式にしている理由は「思考力を問いたい」と同時に「考える力を問いたい」のです。

お子様が第一志望校に合格・入学されることを心より願っております。

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