前回は「質問ご回答 1〜模試の判定と志望校に関して〜」の話でした。
Bさんの親御様からご質問を頂きました。
娘が女子御三家中学を志望しています。
8月くらいまでは算数が得意科目だったのですが、最近成績が落ちてきています。
娘も自信をなくしてきていますが、どのように娘に対応していいか分かりません。
ご意見お聞かせ下さい。
ご質問頂き、有難う御座います。
いわゆるスランプですね。
こういうことはよくあることですから、気にしすぎない方が良いと思います。
特に算数は、他の科目に比べて出来る・出来ないがハッキリするので波があります。
大学受験においても、こういうスランプを抱える受験生は多いですから、まずは気持ちを落ち着けることが大事です。
落ち着いて、スランプは脱出しましょう。
「受験予定校の過去問やこれまでに取り組んだ問題集で、受験校のレベルに合った問題を復習しましょう。
あるいは、少し易しめの問題を再度取り組んで復習することをオススメします。

新たな問題集で、
特訓しなければ!
と頑張ってしまうと、逆効果になることがあります。
新たな問題集等に手を出すよりも、以前に取り組んだ問題に再度取り組むことをオススメします。
新しい問題集に取り組んで、調子が戻るのが良いのですが、解けなくて娘様がより自信をなくしてしまうかもしれません。
自信を持つことはとても大事です。
「少し調子が悪いだけ」に過ぎず、
すぐに元通りの
調子に戻るから。
と娘様を励ましてあげましょう。
過去に取り組んだ問題を、お母様(お父様)が手書きでノートにまとめて、お子様にトライしてもらう話をしました。
塾の問題集やプリント等をそのままお子様に取り組んでいただいても良いでしょう。
「親が問題をピックアップして、手書きでノートにまとめて、大きな空欄に解かせてみる」と大きな効果があるでしょう。
娘様なりに親御様の努力を感じるでしょうし、「受験へ向けて『一緒に取り組んでいる』気持ち」をより強く持つでしょう。
ここで、あまりに志望校のレベルから下げ過ぎず、同レベル〜やや易くらいがよいです。
最難関校を受験するのですから、自信を持つためとはいえ、易しい問題に慣れてしまわないようにしましょう。
感覚がズレてしまう可能性があります。
適度なレベルで「解ける」問題に取り組んでみてはいかがでしょうか。
それによって
1.「解ける」という自信を取り戻す
2.過去に取り組んだ問題に再トライして、様々な解法が頭の中で有機的につながる
という効果があります。
娘様が女子御三家中の志望校に合格・入学されることを心より願っております。