前回は「Gグループ中学志望の方へ 4」の話でした。
約数・約数の和:自分できちんと書き出してみる姿勢
今回は「中学への算数5月号」から、良い問題・考え方のご紹介です。
p4 2:数
約数の基本的性質の問題です。
「約数の和」の考え方が紹介されており、「自分できちんと書き出してみながら」理解しましょう。
こういう問題の解法で
ふ〜ん、
そうなんだ。
で済ませずに、手で描いてみると「しっかり理解」できて「応用力が身に付く」ので大事です。
p5 4:図形・面積
基本的な図形問題で、
やったことあるよ!
という方が多いでしょう。
基本事項が網羅されているので、全てやってみましょう。
「覚えている性質」等があったら、
このことをきちんと説明できるかな?
理解できているかな?
と考えてみましょう。
別解を考えてみる姿勢
正方形や円など描いてみて
こことここが
面積一緒で・・・・・
ここが
こうなって・・・
と「しっかりと理解」してゆきましょう。
解法だけでなく、
違う考え方は
出来ないかな?
と、別解を考えてみる姿勢は非常に良い勉強になります。
p5 5:図形・面積
基本的な問題で、理解していることを確認しましょう。
4,5の図形問題は、6月頃には「即答できる」ことを目標にしましょう。
p6 7:つるかめ算
つるかめ算の応用問題です。
買い物や硬貨の文章題の「基本的手法」がまとめれていて、非常に良いです。
ここの問題の解法をしっかり身につけましょう。

具体例で実験する姿勢
p14~17要点の整理
「和と差」に関する要点がまとめられて、6題あります。
基本事項が多いので、まとめのために全部やるのが望ましいですが、まずは3題ほど選んでやってみましょう。
p18~ 日々の演習(順序は自由にやりましょう)
5月2日
整数の頻出問題です。
しっかり理解できているか、確認しましょう。
解法を読んでみて「大きい順は・・・・・」などの部分は、
本当かな?
と考えてみましょう。
少し迷う時は、
具体的に
Aが〜なら・・・・・
と具体例で実験してみるのも良いでしょう。
5月11日
平均を題材にした面白い問題です。
文章が短く、わかりやすい問題であり、きちんとした「算数の力」を試す良問です。
平均の基本的な考え方を、しっかり押さえることが大事です。
基本的な解法をしっかり理解して、「ちょっと違う視点で考えられないかな」とも考えてみると良い勉強になります。
算数は「ちょっと寄り道」して自分で考えてみましょう。
「結局、上手くいかなかった」場合でも、少しずつ頭の中で考え方が整理されるでしょう。