Gグループ中学志望の方へ 4〜グラフを描く・描く経験から頭に浮かべるイメージ・算数と理科への共通する姿勢・速さと角度の関係〜|中学への算数4月号

前回は「Gグループ中学志望の方へ 3」の話でした。

目次

グラフを描く:描く経験から頭に浮かべるイメージ

引き続き、Gグループ志望の方向けに良い問題をご紹介します。

p52渋谷教育学園幕張中

シンプルで面白い問題です。

理科実験のような問題で、答えを読むと

ふむふむ・・・

と思います。

自分できちんと系統だててグラフを描くのは、かなりの学力を要します。

簡単で良いので、自分でグラフを描いてみるようして、考えてみましょう。

(1)では、「〜ですから、一番短いロウソクは・・・」と説明あります。

自分で「考えられるパターンのグラフ」を描いてみましょう。

「理屈で分かること」も大事ですが、「きちんとグラフが頭にパッと描ける」ことも大事です。

パッと描ける様になるには、実際に描いてみるのが一番効果的です。

算数と理科への共通する姿勢:一石二鳥

この問題をよく理解すると、算数・理科実験の応用問題に対する学力が上がります。

問題をたくさん
解かなきゃ!

と時間に追われる受験生たち。

一方で、このような問題を「しっかり理解して、算数も理科も出来るようになる」視点も大事です。

いわば「一石二鳥」の考え方です。

せっかくのいい機会ですから、自分でグラフを色々書いてみましょう。

「描くこと」は、少し時間がかかったり、面倒で遠回りに感じるかもしれません。

「グラフを見て理解する」のと「自分でグラフを描いて理解する」のでは全く理解の深さが異なります。

非常に良い問題ですから渋幕志望の方以外でも、マークしておいて、しばらくしたらまたやってみましょう。

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速さと角度の関係:図を描いて理解

p58武蔵中

記事にありますが、武蔵らしい問題です。

速さの問題で、少し休んだりするのは典型問題です。

状況をきちんと・的確に把握しましょう。

視点を、速さから「角度」に変えて考えますが、自分で問題の図形を描いて、P,Qの動き方を鉛筆で描いてみましょう。

P,Qの「どちらが動くテンポが速いかな」を考えてみて、角POQの変化をグラフにしてみましょう。

この二問をきっちりグラフを描いて、出来る様になりましょう。

4月号は今回で終わりますが、他にはp62洛南高校附中もオススメです。

下記記事の後半でご紹介しています。

新教育紀行

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