世界を視野へ 2|日本と世界の教育・受験

前回は「世界を視野へ 1|日本と世界の教育・受験」の話でした。

TIME The 100 Most Influential People of All Time

毎年、TIME100として「今年の100人」を決定、報道する米国TIME。

“TIME NEXT 100″として「次世代の100人」も最近決定するようになりました。

歴史があり、世界中の状況をしっかり見ている鋭い視点から、非常に評価が高いTIMEによるランキング。

20世紀初頭までは、世界の歴史は欧州中心でした。

そして、20世紀以降は米国が覇権を握り続けています。

そのため、TIME100は、欧米人が中心となっていますが、もちろんアジアなどの方々も含まれています。

「有史以来の100人」は、非常にハードルが高いですが、日本人は誰が入っていると思いますか。

う〜ん。

織田信長!

信長もすごいけど、
世界的には、徳川幕府を開いた家康かしら。

西郷隆盛も
入りそう!

本を見ると
アインシュタインが入っているわ。

サイエンティストも
入っているから、日本からだと・・・

最初のノーベル賞受賞した
湯川秀樹さんかな・・・

候補が出てきました。

それでは、日本人でTIME100に入るのは、どなたでしょうか。

左上から時計回りに西郷隆盛、徳川家康、湯川秀樹、織田信長(Wikipedia、国立国会図書館)

実は、日本人からは誰も入っていません。

えっ!!!

0なの・・・

ちょっとガッカリ・・・

一人くらい
入って欲しいわ。

アジアからは中国の孔子、あるいはアフリカからはマンデラ大統領が入っています。

そうかあ・・・

G7の一つで、
世界3位の経済大国なのにね。

画家ピカソ、音楽家ベートーベンなども入っています。

日本からも
一人くらいは欲しい・・・

そうですね。

米国メディアである TIMEは、どうしても自国である米国は中心となりがちではあります。

それでもなお、「世界をしっかり見ている視線」には世界中から極めて高い評価を得ています。

そのため、世界中で読まれています。

それは、「世界共通言語=英語で発信している」ことも大きな理由です。

日本メディアが、外国の方に依頼して流暢な英語で発信しても、世界中の方が見るメディアには決してならないでしょう。

米国や英国のメディアには、それぞれに強いカラー・思想・方針があり、支持政党が明確な場合も多いです。

それでも、比較的「公平性を持って世界を見る」視線があります。

そうかあ。
日本が軽視されているのかな。

「ある程度の公平性」を持っているので、「日本を軽視している」わけではありません。

「公平に審査したら、TIME100に入るべき日本人がいなかった」のが実情でしょう。

出来るだけ、世界を見る姿勢を持ちましょう。

新教育紀行

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