知識・暗記を効率良く上げる勉強法〜学ぶ回数と暗記の学び・問題集から知識を習得・繰り返し頭に入れる姿勢・問題集と参考書の役割・問題集を「自分だけの参考書」に〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「効率良く成績を上げる方法〜クロールをしっかりかくような学び方・ある程度の効率を求める姿勢・理解して再挑戦する勉強・「納得する」と「習得する」の大きな違い〜」の話でした。

目次

学ぶ回数と暗記の学び

てんびん算の考え方(新教育紀行)

算数や理科の「思考力を要する問題」に対して、しっかり・じっくり学ぶ姿勢が大事です。

特に数多くの模試が続く、秋以降〜直前期においては「しっかり理解する」姿勢が大事です。

算数・数学や理科では「一つ一つの問題に再挑戦」して、考え方を習得しましょう。

中堅校:算数の学力アップする勉強法

1. 問題に挑戦!少し考える(出来たらOK)

2. 解答を読んで、一部を書いてみる

3. 解答を閉じて、再度挑戦!出来なければ、2をもう一度

難関校:算数の学力アップする勉強法

1. 問題に挑戦!少し考える(出来たらOK)

2. 解答の要点をメモしながら読む

3. 解答を閉じて、再度挑戦!出来なければ、2をもう一度

最難関校:算数の学力アップする勉強法

1.問題に挑戦! しばらく考える(出来たらOK)

2.「なぜこのような考え方をするのか」や異なる解法も考えながら、図を描いたりメモしながら解答を読む

3.解答を閉じて、再度挑戦! 出来なければ、2をもう一度

上の「算数の学力アップする勉強法」として、志望校のレベルに合わせて3つの方法があります。

他の科目と比べて、「理解力・学力」の差が大きく目立ちやすい算数・数学。

「理解する姿勢」を明確にした方が、算数・数学では大事です。

対して、「暗記・知識の習得」は「思考力を要する」問題への勉強法とは、だいぶ異なると考えます。

本来は、暗記・知識もじっくり学んで「習得する」のが望ましい姿勢と思います。

「思考力を磨く」姿勢に対して、暗記は「回数が多い方が頭に入る」傾向が明確です。

そのため、暗記・知識の習得は、「何度も何度も数多く触れる」姿勢が良いでしょう。

問題集から知識を習得:繰り返し頭に入れる姿勢

理科・社会の暗記問題は、「出来なかったら、少しずつ何度も取り組む」姿勢にしましょう。

「何度も参考書を読めば、頭に入る」には、なかなかならないものです。

参考書を読んで、「基本を固める」ことは大事です。

ところが、何度読んでも「すっと頭を通り過ぎてしまう」傾向が強いです。

確かに参考書読むだけだと、
なかなか出来るようにならない・・・

そのため、どんどん問題集に取り組みましょう。

「暗記・知識を問う問題集を、何度もやる姿勢」が、最も効率が良いでしょう。

でも、まだ知識があやふやで
問題はできなそうだよ。

しっかりと、基本を
参考書で学ばないと・・・

その姿勢が「本当は一番良い」のですが、問題集をやった方が「頭に入る」でしょう。

問題をどんどんかあ・・・
出来るかな?

問題をやってみて、
出来ないと「まだダメだな」と思ってしまう・・・

大事なことは問題を解いて「出来た方が良い」ですが、「出来なくても良い」と考えることです。

え?
出来なくてもいいの?

問題集を解くのは、「試験当日に出来るようにするため」なのです。

問題集と参考書の役割:問題集を「自分だけの参考書」に

筆者の小学校6年生の理科ノート(新教育紀行)

問題集も参考書と同じように「学ぶ対象」と、考えるのが良いでしょう。

大事な視点は「問題集と参考書を分けず、一緒に考える」姿勢です。

問題集と参考書

・学力を上げるために学ぶ対象としては「同じ」役割

・「参考書→問題集」ではなく、問題集に繰り返し取り組んで、「自分だけの参考書」にする

どんどん問題集をやって、「出来ないところを習得しよう」と考えてみましょう。

「参考書を自分なりにまとめる」姿勢も良いですが、「問題集で出来なかった点をまとめる」も良いです。

すると、問題集が「自分だけの参考書」になります。

受験生一人一人が「出来るところ・出来ないところ」があり、それが個性です。

「ある受験生に向けて包括的に」作成されている参考書・問題集。

それに自分で手を加えて、「世界に一つだけの大事な参考書・書籍」にしましょう。

出来なかった部分を繰り返しやってみれば、少しずつ頭に入ってゆくでしょう。

この「少しずつ」を大事にする姿勢が、暗記では大事です。

「一気に頭に入れたい」と誰しも考えますが、「一気に覚える」のは、ほとんど不可能です。

それは、人間の頭は「コンピューターではない」から仕方ないのです。

「記憶力が良い」ことは大事なことですが、「ただ知識をひたすら覚える」姿勢は考えものです。

「人間だから仕方ない」と前向きに考えて「少しずつ・着実に」暗記問題は取り組みましょう。

曜日や毎週のフローを決めて、長期的目標を立てるのも良いでしょう。

子どもそれぞれの個性に合わせて、暗記・知識の習得も進めるのが良いでしょう。

新教育紀行

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