前回は「理科の学び方 3〜大きく描くとだんだん分かる〜」の話でした。
志望校の出題傾向にもよりますが、理科は「しっかり考えながら、学ぶ」のが良いでしょう。
理科の中でも「生物系:人体など」の分野は、暗記の傾向が強まると思います。
この分野は「知らなければ答えようがない」問題となるからです。
生物系は自分でまとめようとしても、絵を描くのが難しく、また不正確になる傾向があります。
参考書等の絵を見ながら、何度か書き込んでみるのが良いでしょう。
中学受験〜大学受験の際に、答えが消えるシートで暗記を覚えることが多いです。
僕も、英単語・熟語などで、赤いシートで隠して覚えました。
このやり方は何回か反復する必要がありますが、参考書等でこのやり方をしても良いでしょう。

理科の生物と英単語・熟語の違いがあります。
英単語・熟語は「まず覚える必要があり、そのまま覚える」です。
生物は問題によるので、「しっかり暗記していても、問題に対応できるかは別」の傾向があります。
そのため、「ある程度基礎を学んだ」後は、どんどん問題集をやった方が良いでしょう。
問題集の暗記で解けない部分は、その部分を「覚えよう!」と一生懸命学びましょう。
理科の生物系、あるいは一部の化学系(溶液など)は暗記することが、非常に多岐にわたります。
その「どこが出てくるのか?」が分からないで、ひたすら暗記しても、子どもは苦痛に感じるでしょう。
暗記の分野を学ぶときは、「ここが大事!」みたいなことが参考書に書いてあります。
「大事!」ばっかりで、
全部覚えるの大変だよ・・・
覚えることが沢山ある中、「出題しやすい分野」というのがあります。
そのため、過去の問題を見てみると、「似たような問題」が沢山あることでしょう。
「暗記すること」が目的ではなく、「問題を解けるようになること」が目的です。
「問題集は問題を解く」で「参考書は学ぶ」と分ける必要はありません。
問題集を解きながら、学んでみましょう。
そして、「解けなかったところ」は問題集に描きこんだり、自分で簡単にノートにまとめたりましょう。
そして、理解しならがら学ぶ・暗記するのが良いでしょう。
このプロセスで、塾・市販の問題集は、「自分だけの問題集・参考書」に変化します。
私だけの問題集・参考書に
なるのね!
「学び方・勉強の仕方」は、ある程度の基本がありますが、子どもの学力や指向性次第で大きく変わります。
「世界で一つだけ」の自分だけの問題集・参考書を、一生懸命学んでみましょう。