理科のおすすめ勉強法〜考えながら学ぶ姿勢と暗記・問題集を解いて暗記を増やす・「問題が解けるようになること」と「暗記すること」・問題集を参考書にする〜|中学受験・理科

前回は「公式を理解して成績アップ〜かっ車の動きを実験・観察する・実験を楽しむ姿勢・実験は貴重な機会・疑似体験から生まれる「学ぶ楽しみ」・実体験と疑似体験〜」の話でした。

目次

考えながら学ぶ姿勢と暗記

太さが一様ではない棒:重心(新教育紀行)

理科は「しっかり考えながら、学ぶ」のが良いでしょう。

これは、それぞれの方の志望校の出題傾向にもよります。

志望校の出題の仕方が「小問がたくさんある」場合があります。

その場合、ある程度「公式・暗記」の傾向が強まるでしょう。

一方で、出題校が「思考力を問う問題」が多い時は、「じっくり考える」傾向が強まるでしょう。

現実的には、複数の学校を受験することもあり、「両方する」必要がある受験生。

理科の暗記がたくさん
ありすぎて、大変・・・

「考える」実験問題なども
出来るようにならないと・・・

理科の中でも「生物系:人体など」「地学系」の分野は、暗記の傾向が強まると思います。

この分野は「知らなければ答えようがない」問題となるからです。

天体などの地学の分野は、「暗記」になりがちですが、○で太陽などを描くと良いでしょう。

すると、天体の動きが「なんとなく」分かるようになります。

「なんとなく分かる」
でも良いの?

最初は「なんとなく」でも良いので、少しずつ理解を進めましょう。

生物系は自分でまとめようとしても、絵を描くのが難しく、また不正確になる傾向があります。

参考書等の絵を見ながら、何度か書き込んでみるのが良いでしょう。

問題集を解いて暗記を増やす

解体新書(Wikipedia)

中学受験・高校受験・大学受験の際に、答えが消えるシートで暗記を覚えることが多いです。

赤文字が消える
参考書で覚えているよ!

僕も学生の頃、英単語・熟語などで、赤いシートで隠して覚えました。

このやり方は何回か反復する必要がありますが、参考書等でこの「隠して覚える」をしても良いでしょう。

「まず覚える必要があり、そのまま覚える」ことが多い英単語・熟語。

生物などは問題によるので、「しっかり暗記していても、問題が出来るかは別」の傾向があります。

そのため、「ある程度基礎を学んだ」後は、どんどん問題集をやった方が良いでしょう。

問題集の暗記で解けない部分は、その部分を

ここは覚えていなかったから、
これから覚えよう!

と一生懸命学びましょう。

理科の生物系、あるいは一部の化学系(溶液など)は暗記することが、非常に多岐にわたります。

その「どこが出てくるのか?」が分からないで、ひたすら暗記しても、子どもは苦痛に感じるでしょう。

暗記の分野を学ぶときは、「ここが大事!」みたいなことが参考書に書いてあります。

「大事!」ばっかりで、
全部覚えるの大変だよ・・・

覚えることが沢山ある中、「出題しやすい分野」というのがあります。

そのため、過去の問題を見てみると、「似たような問題」が沢山あることでしょう。

「問題が解けるようになること」と「暗記すること」:問題集を参考書にする

筆者の小学校6年生の歴史ノート(新教育紀行)

「暗記すること」が目的ではなく、「問題が解けるようになること」が目的です。

「問題集は問題を解く」に対して、「参考書は学ぶ」と分ける必要はありません。

問題集を解きながら、学んでみましょう。

「問題集を参考書にする」考え方です。

「解けなかったところ」は問題集に描きこんだり、自分で簡単にノートにまとめたりましょう。

そして、理解しならがら学ぶ・暗記するのが良いでしょう。

このプロセスで塾・市販の問題集は、「自分だけの問題集・参考書」に変化します。

私だけの問題集・参考書に
なるのね!

世界で一つだけの、「自分だけの問題集・参考書」へと変化してゆく過程で、様々書き込みます。

その「書き込む」プロセスで、覚えることも沢山あるでしょう。

「学び方・勉強の仕方」は、ある程度の基本がありますが、子どもの学力や指向性次第で大きく変わります。

「世界で一つだけ」の自分だけの問題集・参考書を、一生懸命学んでみましょう。

新教育紀行

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