高前回は「中学・高校での学び 2」の話でした。
中学1〜2年は、部活などもやりながら「新しい中学の生活」を楽しむのが良いでしょう。
中学3年〜高校1年頃に、数学でも物理でも英語でも「自分の好きな科目」ができることが望ましいです。
「好きな科目」は、どんどん自発的にやるので、「得意科目」になることが多いです。
そして、「どの科目を好きになるか」は、それぞれの子ども次第です。
その子の個性が、大きく影響します。
そして、子どもそれぞれの個性に応じて、自分で
数学が、すごく面白いぞ!
物質が変化したりして、
化学がとっても面白い!
と興味を感じて、「自ら調べて、自ら学ぶ」姿勢がつくと良いですね。
得意科目が一つでもあると、大学受験突破に大いに有利になります。
そして、将来の自分の進む道が、ほのかに見えてきます。
そういう姿勢を持つことが、中高生にとっては最も大事だと思います。

中高生の時に考えた、自分の将来像は大学に入学後変化するかもしれませんが、「こんなふうになりたい!」と思うことは大事です。
高校受験のある方は、中学2年生くらいから試験の成績が気になるでしょう。
高校受験のない中学生は、「成績を上げること」を念頭に大いに頑張りながら、特に中学1,2年は、あまり点数を強く意識しすぎない方が良いでしょう。
「点数、点数・・・・・」と考えていては、ただ「テストで高い点数を取るために勉強している」ことになり、そういう姿勢が身についてしまいます。
一発勝負の大学入試のみを考えると、この「点数、点数・・・・・」の姿勢は、効果が高い面があるのは事実です。
それは、文字通り「点数だけ」で合否が決まるからです。
しかし、大学はゴールではなく、大いなる学問への入り口であります。
英語では、大学の卒業式が「Commencement=始まり」です。
まさに、「卒業して始まる!」意識が言葉にも表れています。
「では、入学式は?」というと、Orientationと言います。
それぞれの学校のカラーに合わせた教育を楽しみにしながら、それぞれのカリキュラムを楽しんでみましょう。
武蔵中高は、レポートが非常に多い学校でした。
とにかくレポート、レポート。
最初は大変でしたが、だんだんレポート書くのが楽しくなってきます。
レポートが非常に多いのは「武蔵のカラー」であり、各学校それぞれカラーがあります。
特に中学1〜2年生の間は、テスト優先の姿勢ではない方が、個性や独自性が強くなり、長期的に学力が上がるでしょう。
そして、様々なことにトライする姿勢こそが、将来大きく成長する子どもに育つと考えます。