過去問とイメージ 1|中学〜大学受験

前回は「しっかり・効率良く習得しよう 4〜暗記・知識 2〜」の話でした。

算数・理科などの「理解力を問う問題」でも「暗記」でも、問題を一題ずつ、しっかり習得する話でした。

今回は、過去問の話です。

以前から「過去問は早めに取り組みましょう」という話を、ご紹介しています。

早めに過去問に取り組んで、「出題傾向をしっかり把握」することは、非常に大事なことです。

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孫子の著者 孫武(Wikipedia)

敵を知り
己を知らば
百戦危うからず!

孫子の有名な言葉ですが、小学生には、あまり馴染みがないかもしれません。

先日、本屋さんで「孫子の学習漫画」を見つけました。

最近の小学生は、
孫子まで対象にするのか・・・

小学生の頃、三国志を知っている子は多かったですが、孫子を知っている人は、いなかったように思います。

そもそも、「孫子」という言葉すら無かったように思いますから、最近の学習漫画は進んでいます。

もし、知らなかったら、この機会に上記の言葉を覚えておきましょう。

試験は「戦いの様なもの」です。

参考書や問題集の問題は、ほとんどが「様々な学校の過去問」から構成されています。

「新たに問題を作成している」問題集などもありますが、多くは「過去問から選んで」掲載しています。

その理由は、「新たに問題を作成することが手間がかかる」こともあります。

最も大事なことは、「実際に試験に出題された問題が、良い問題が多い」ことです。

様々な学校の専門の教師・先生方が、一生懸命入試問題を考えています。

「良問ばかり」出題される学校もあり、出題には学校のカラーが非常に強く出ます。

そのため、過去問に取り組むタイミングが遅くても、「知らないうちに志望校の過去問を、やっていた」こともあります。

過去問を「すでにたくさんやっている方」、あるいはまだ「それほどやっていない方」も、9月からは積極的にやりましょう。

できれば、「夏休みのまとめ」として、2~3年分を一気にやってみると良いでしょう。

全科目やるのが望ましいですが、「算数と理科だけ」など科目を選んでも良いでしょう。

ちょっと、
まだ自信がないよ。

まだ、十分な実力があるか
分からないわ・・・

入試問題は、来年の1~2月に「志望者・受験者の点数に差がつく」ように作成されています。

まだ、4~5ヶ月程度ありますから、「出来なくてもいい」くらいの気持ちが良いでしょう。

そして、初めての過去問も、以前やった過去問も「実際に受けるイメージ」でやってみましょう。

新教育紀行

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