子どもの個性と志望校の校風・カラー〜志望校の決定・子どもが染まるカラー・判定より大事なこと・「合格する力」を長期的に育成・モチベーションを高める〜|中学受験

前回は「リアルにイメージ志望校合格へ〜『いつから』より大事なこと〜」の話でした。

目次

志望校の決定:様々な要素

武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

今回は、中学受験と志望校の校風の話です。

小学校6年生の受験生のご家庭で、第一志望校が決まっている方も多いかと思います。

成績等で、少し迷っている方もいらっしゃると思います。

うちの子の第一志望校は、
A中学か、B中学にしたい・・・

2,3校に絞られている方もいらっしゃると思います。

どちらも、大変良い学校だと
思うし、学校の偏差値と娘の偏差値を比較すると・・・

合格できるように
思う・・・

ぜひ、読者の受験生の皆さんには、第一志望に合格して欲しいと心から願っています。

その学校は、どのように決めたのでしょうか。

多くの方は、下記の要素を考慮して、志望校決定に至ると思います。

(第一)志望校決定の要素

・雰囲気、校風、教育理念

・偏差値

・合格実績

・校舎・施設

・学校とご自宅の距離

・学費

・校長など学校の考え方・指向性

他にも要素はあるかと思いますが、概ね上記のような要素が大事かと思います。

学校によりますが、教育理念・校風・カラーの強い学校もあります。

カラーの強い中高一貫校に子どもが通学すると、子どもたちは、

朝から一生懸命
授業受けて、頑張るぞ!

部活にも入って、
色々な活動したい!

図書館にもたくさんの本があるから、
色々読んでみたい。

志望校の校風・カラー:子どもが染まるカラー

武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

子ども本人が「どのように過ごすか」によりますが、

子ども本人が「学校の校風・カラーに染まる」可能性が高いです。

大学にも、校風・カラーはあります。

東京大学と京都大学は、それぞれ校風・カラーがあり、大きく異なる雰囲気です。

それは、「東京と京都の都市・街の雰囲気の違い」にも大きく起因することです。

年齢的に大学生が校風・カラーに染まることは基本的には少ないでしょう。

実験や研究に勤しむ理系学生は、大学に長く滞在します。

一方、文系学生などの中には、そもそも「大学の滞在時間」が少ない方もいます。

中高一貫校に通うこと

武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

中高一貫校をある学校で過ごすことは、かなりの時間となります。

平日は部活動をやると朝8:30から18:00くらいまで、学校に滞在します。

思春期の6年間、朝から夕方遅くまで、基本的にずっと学校の校舎にいます。

そして、似たような志向を持つ同級生・先輩・後輩・先生に囲まれます。

その間ずっと校風を具現化したかのような校舎にいるのです。

その影響は、極めて強いでしょう。

子どもの精神年齢がまだ幼い、中学生〜高校生ですから、影響力はなおさら強いでしょう。

その強い影響の中にお子様が行かれることを、よくお考えになってみましょう。

この子には、
どの学校の校風・雰囲気が合うか・・・

A中学校か、
B中学校か・・・

あるいは、
C中学校かしら・・・

と考えることは、非常に大事な事です。

合格判定より大事なこと:「合格する力」を長期的に育成

空と雲(新教育紀行)

一度志望校を確定すると、どうしても合格判定・成績・偏差値が気になります。

判定や成績などの数値ばかりではなく、志望校の理念・校風を考えることは視野が広がります。

また、子どもの将来を具体的に考えることにもつながるでしょう。

そして、子どもの志望校に対する「合格への意欲」も高まるでしょう。

そういう姿勢は長期的に「合格する力」を親子共々で養成することになり、合格へとつながります。

判定が
イマイチ・・・

この勉強法で
大丈夫かしら・・・

受験生たちは、毎日不安と戦っています。

その時、しっかりと「自分の行きたい学校」のカラー・校風を考えること。

それは、モチベーションを大きく高めるでしょう。

短いようで長い受験生の一年間の間「モチベーションを保つ・高める」ことは最重要です。

もっともっと
頑張るぞ!

もう少し頑張って、
成績上げよう!

その姿勢が、合格へとつながるでしょう。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次