前回は「過去問の効果的取り組み方」の話でした。
早めに「目標=志望校合格」を理解して「過去問から学ぶ」大事さの話でした。
今回は早期に過去問に取り組むことによる、受験生自身の精神面の話です。
多くの方は、6月以降くらいに過去問に取り組むでしょう。
今この3月に、早期に過去問に取り組むことは、大きなメリットがあります。
子ども自身が、早い段階で「目標が明確になる」ことです。
それは、「精神的なゆとり」をもたらすでしょう。
「僕(私)は他の人よりも先に目標に向かっている」と。
これは非常に大事なことです。
受験に限らず、スポーツでもなんでも勝負事は実力だけでなく、精神面の影響が大きいです。
今年の受験直前に孫正義・本田宗一郎・松下幸之助の言葉を紹介しました。
「まずは自信を持って」「深く自分を信じて」「なんとしてでも合格するという熱意」で当日受験に臨む話でした。
これは「当然のこと」です。
「当然のこと」は、意外となかなか出来ないのものです。
そこで、偉人たちの言葉をお借りして、具体的な話をしました。
早い段階で「僕(私)は合格する」という「強い気持ち」を持つことは大事です。
受験までまだ長い時間があり、その間には様々なことがあります。
様々な苦境も想定される中、「強い気持ち」は落ち込みそうになった時にも非常に大きな良い影響をもたらすでしょう。
これから受験までの長い間、志望校の過去問を
他の子たちは、
10年分やっているけど・・・
僕は、
11年分やったんだ!
という気持ちも大事です。
この10%の差は非常に大きいです。
「志望校の良問に1問でも多く触れる」機会だけでなく、
僕は、
他の子よりもたくさんやった!
という安心感は、強い気持ちを長期的にもたらします。
そして、志望校合格への確率は大いに高まるでしょう。