前回は「直前期における効率的算数学習法(中堅校)〜合格へ向かって進んでゆこう!〜2」の話でした。
今回は「難関校へ向けて」具体的な話です。
難関校合格へ向けて
難関校受験生向けの学習法です。
1. 問題に挑戦!少し考える(出来たらOK)
2. 解答の要点をメモしながら読む
3. 解答を閉じて、再度挑戦!出来なければ、2をもう一度
前回は「解答の一部を」でしたが、難関校受験生は「理解して、要点」を考えながらメモしましょう。
3は記述式試験を想定すると、ある程度「実際に解答を作る」感じで紙に書くのが望ましいです。
「分かっていれば表現することは出来ている」と自信があるお子様は、「自分が分かる」書き方で良いです。

具体的手法 1
以前、当ブログ問題3の解法Bとして、棒グラフを描く解法をご説明しました。
この解法において、棒グラフは「本質的」です。
こういう問題が解けない時、棒グラフを自分の手で再現しながら解答を理解しましょう。

上記のような棒グラフを描いて「解こう」としている場合は、「50gのおもり9個を除外すると」がポイントなので、そのようなメモ書きでも「考えている」ことは表現するようにしましょう。
記述式において、「明確に表現する」ことは大事ですが、適当に略しても採点者はわかります。
メモ書きであっても採点者・学校は「一生懸命答案を見て、考えている事を評価しようとする」のです。
具体的手法 2
問題5の解法Bとして、表を作成する解法の話をしました。
解法のポイントは下の表です。

特徴的な19 : 17に着目しましたが、同様に表を作成して「別な比に着目してスタート」しても解けます。
未知数の設定に「解きやすい設定」「考えやすい設定」はあります。
未知数設定の仕方は自由で、それぞれの好みで良いでしょう。
自分なりに自由に設定して、同様の解法でも少し異なる視点で解いてみることは大事です。
問題を多角的にみることになり、学力アップにつながります。