前回は「合格の秘訣・ポイント〜「頑張る勢い」と健康第一〜」の話でした。
大学入試は、もうすぐ私立大学の入試が佳境を迎え、国公大学入試まで一月を切りました。
高校入試は都立高校が本日二日目で、様々な府県道立高校入試まで、残すところあとわずか。
中学入試は関西圏などの方は佳境の最中、関東圏の方は2月1日まで残すところ、本日を入れて5日です。
全ての入試に共通することは、健康第一であり、自分のやってきた学習に自信を持ちましょう。
昨年ご紹介ましたが、日本の経営者・革新者の代表として孫正義、本田宗一郎、松下幸之助の三人に登場頂きました。
「なんとしても合格する!」気持ち
それぞれの方々の言葉・姿勢が非常に大事ですが、最後の松下幸之助の姿勢が締めくくりとなります。
この「なんとしても合格する!」という熱意・気持ちが極めて大事です。
合格レベルをある程度超えた方は、「自分は大丈夫!」くらいの自信で合格できるでしょう。
ただし、慢心を一切せずに、注意深く慎重に当日の試験に対処することです。
模試の成績などから、
僕は合格できるはず!
と自信を持つことは大事ですが、
それでも、当日は
最後の最後まで確実期して頑張ろう!
という姿勢が大事です。

今回は特に「合格ボーダー前後10%程度」の方々を対象とした話です。
実際は、この「合格できるかどうかギリギリ」の方々が、合格者の数で最も大多数を占めます。
合格者の中で「合格最低点を一定程度上回って合格」する方は、半分以下です。
実際には、合格者の半数以上は「合格最低点+α」の圏内にいます。
大部分の受験生は、その「合格最低点+α」にしっかりと入ることを狙いましょう。
うん。
頑張る!
「合格への思い」を答案へ
そして、これから試験まで、そして試験当日やるべきことは、下記です。
1.健康第一・万全の体調で
2.基本を大事に
3.試験場には早めに到着
その上で、試験当日に答案にやるべきこと。
それは、
分かること、
出来ることを書く、描くだよね。
その通りですが、さらに大事なことがあります。
え、何?
これしかないでしょう?
そうなのですが、それは「合格への思いを答案に表現する」ことです。
中学受験の学校は私立中学がほとんどを占め、それぞれが強いカラーを持ちます。
それらのカラーを持つ学校の出題者・採点者は、
うち(学校)には、
こういう生徒に入学して欲しい。
と考えて出題しています。
この意味では、特に上位校に国公立が多い大学入試・高校入試と中学入試は大きく異なります。
中学入試の出題者は「単なるテスト」を出す以上の思いを、入学試験に対しては持っているでしょう。
それは、学内の中間・期末試験などの定期試験を作成するのとは、別次元の強い思いがあると考えます。
その一つが「記述式」タイプの試験です。
「答案全てを見る」とも言える記述式に対して、「答えのみ」は「答えのみ」となります。
全て「答えのみ」答える試験形式の学校もあるかと思いますが、「式・図を書きなさい」が多少ある学校が多いです。
そのような学校を受験する際には、「分かっていることを書く・描く」姿勢と共に、上記のような姿勢が大事です。
僕はA中学に
入学したいのです!
私はB中学に
入りたいのです!
そういう気持ちを強く持っている方に、
ぜひ
入学して欲しい!
と志望校の採点者・学校関係者は思います。
自分の持っている力・思いを表現できる部分があれば、それを余すところなく答案に表現しましょう。
そういう心構えを試験数日前から確実に持っていて、当日実行する姿勢が大事です。
「持っている学力」が最も大事でありますが、「合格への強い思い」もまた同等に大事です。
その両方を全て答案にぶつけてみる心構えで、当日まで過ごしましょう。
合格への道が切り開かれてゆくでしょう。