受かる子・合格する子の考え方〜松下幸之助「なんとしても2階へ上がりたい、という熱意が大事」・「成績を良くしたい」ではなく「合格したい」という強い気持ち・できる問題をしっかり確保〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「「ポジティブな平常心」と合格へ至る道〜エジソン「出来ることは全て実行して驚くような結果を得る」・合格の決め手の20%の幸運を得る姿勢〜」の話でした。

目次

「成績を良くしたい」ではなく「合格したい」という強い気持ち

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

試験では、すべての答案が「成績=点数」という数字に還元(表現)されます。

模試などでは「点数」という数字だけではなく「偏差値」という数字が出てきます。

そして、最終的に「合格判定」という判定結果が出てきます。

もっともっと
成績を良くしたい!

もっと
偏差値を高めなくちゃ!

受験生たちの頭の中は「点数」や「偏差値」などの数字でいっぱいになります。

その結果、「点数・偏差値を上げる」という「数字を上げること」が目標になりがちです。

本当の目標は「合格すること」であって、「成績を上げる」ことはプロセスの一つです。

そして、「点数・偏差値を上げる」ことは「成績を上げる」ことの「一つの結果」に過ぎないです。

受験勉強の目的

・自分の目標とする志望校に「合格したい」という強い気持ち

・「点数・偏差値・成績を上げる」ことは目標へのプロセスの一つ

受験期後半頃までは、

とにかく成績を
もっとアップさせたい!

と考えるのが当然ですが、特に直前期は、

とにかく
志望校に合格したい!

あの志望校に
どうしても行きたい!

こう考える強い気持ちを持ちましょう。

松下幸之助「なんとしても2階へ上がりたい、という熱意が大事」

松下幸之助 パナソニック社長・創業者(Wikipedia)

今回は、松下幸之助です。

偉大な発明家でもあり、実業家でもある松下幸之助社長。

「経営の神様」とも言われ、「経営者なら必ず読む」と言われる本が多数あります。

大阪で松下電気器具製作所(現 パナソニック)を設立して社長に就任します。

かつては「ナショナル」というブランドもあって、「ナショナル」製の冷蔵庫は大人気でした。

現在は、「ナショナル」ブランドは「パナソニック」ブランドに統合されています。

革新的な電気ソケットや乾電池を生み出し、日本の製造界・実業界に非常に大きな貢献をしました。

家電等、身の回りにはパナソニック製品が数多くあります。

松下幸之助社長は次のようなことを言っています。

なんとしても2階へ上がりたい・・・
どうしても2階へ上がろう・・・

この熱意がハシゴを思いつかせ、
階段をつくり上げる!

「上がっても上がらなくても」と考えている人の頭からは、
決してハシゴは生まれない。

松下幸之助の言葉

なんとしても2階へ上がりたい・・・どうしても2階へ上がろう・・・

この熱意がハシゴを思いつかせ、階段をつくり上げる!

「上がっても上がらなくても」と考えている人の頭からは、決してハシゴは生まれない。

受かる子・合格する子の考え方:できる問題をしっかり確保

新教育紀行
地球の自転と公転(新教育紀行)

中学受験生なら、算数・理科・社会・国語の四科目を受験する方が多いです。

この「理科」だけでも多数の分野があって、実に大変です。

理科の問題を少し眺めてみると、大人でも全然わからない問題が多数あります。

そうした、多数の分野・科目をこなしてきた受験生は、それだけで既に立派です。

科目数がもう少し少なかったり、他に科目があったり、面接がある方もいるでしょう。

学力が高く、成績が良い子は「合格する可能性が高い」のが現実です。

実際の試験の合格・不合格は、他にも多数の要素があると考えます。

受かる子・合格する子は、自信持って、自分を深く信じて、

なんとしても
合格する!

と考えているのでしょう。

松下幸之助が言っていることは、

なんとしても合格したい・・・
どうしても合格しよう・・・

この熱意が試験の解法を思いつかせ、
合格へ至る!

「合格したらいいな」程度に考えている人の頭からは、
なかなか合格答案は生まれない。

ということになるでしょう。

そこで、

なんとしても志望校のA中学に
合格したい・・・

どうしても志望校のB中学に
合格しよう・・・

と思いながら、当日試験場へゆきましょう。

算数などで少し解けなくても、冷静に考えましょう。

ケアレスミスが発生したり、「落ち着いて考えればできたはず」ということがないようにしましょう。

てんびん算の考え方
てんびん算の計算(新教育紀行)

「自分が出来ることをしっかり、確実にやる」姿勢を堅持するだけでも、合格の可能性が高まります。

「答えだけ」の時は、考え方があっていても計算ミスしたらX(バツ)なので、慎重に、確実を期しましょう。

あるいは「単なる計算問題」の時は、大抵は「答えが比較的きれいになる」のですが、

あれ、この計算問題、
全然複雑になった・・・

ということは、この計算問題は
出来ていない・・・

こう考えると「大勢が出来るであろう」単なる計算だけの問題を落とすことになり、

これは
大変だ!

と慌ててしまうかもしれません。

慌てずに冷静に計算を見直して、

あ、ここで
ミスってた!

と分かれば良いですが、試験では、

あれ・・・
どこで計算ミスしたか分からない・・・

となることもあります。

こういう時は、慌ててしまうので、

もういいや!
この計算問題出来なくても、他で挽回!

と「心を仕切り直す」のが良いでしょう。

そして、「ポジティブな平常心」をキープして、

他で頑張れば
絶対合格できる!

なんとしても
合格しよう!

と考えましょう。

「知らないこと」「分からないこと」は、

これは
分からないけど・・・

他の問題は、
きちんと解いて、得点しよう!

と考えましょう。

そのような考え方が、合格する可能性を大きく引き上げるでしょう。

新教育紀行

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