楽しく工作しよう 8〜色々な角度から見る・自然と身につく立体感・自分で選ぶこと・個性を作品に・「やれば出来る!」経験・タミヤ楽しい工作シリーズ〜|子どもの教育

前回は「楽しく工作しよう 7〜・「うまく行かなそうだったら、一度戻る」姿勢・説明書と同じ角度から見て確認・鍛える創造力・交差するパーツ・「一度戻って考え直して、大きく前進」・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。

目次

色々な角度から見る:自然と身につく立体感

タミヤ 楽しい工作シリーズ

「動く部分」ができて、ほぼ完成になりました。

下から
見てみよう。

ここまで、
出来たね。

子どもは嬉しそうです。

「何か工作する」「何か描いてみる」ことは、子供の教育にとって非常に大事です。

「描くこと」も大事ですが、「工作する」ことは「立体物を作る」ことです。

立体は、平面と異なり「色々な角度から見ることができる」ます。

作った工作物やプラモデルは、色々な角度から見てみる様にしましょう。

小さな発見があることもあって、子どもの好奇心を育てるでしょう。

そして、好奇心が喚起されると同時に、自然と立体感が身につくでしょう。

馬が完成して、騎手を乗せます。

自分で選ぶこと:個性を作品に

タミヤ 楽しい工作シリーズ

騎手にシールを貼りますが、とても良いのは「3パターンのシールが用意されている」ことです。

自分で、赤・緑・青からヘルメットや服装の色を選ぶことができます。

「自分で選ぶこと」は、とても大事なことです。

ガンダムやゾイドでは、「キャラクターのイメージ」が固まっているので、シールやパーツの色は決まります。

この、ジョッキーの工作では、「自分でキャラクターのイメージを決定」出来るのが非常に良い点です。

小さなことですが、こういうところから「自分らしさ」を子供自身が出してゆくことは、とても良いです。

「個性を大事に」は、自由主義圏の国々では「当然のこと」ですが、実態としては難しい点もあります。

「個性が大切」なはずの教育では、「集団行動でも規律を守ること」などが優先され、個性は二の次になりがちです。

どの色にする?

う〜ん。
緑!

じゃ、青の
シールを貼ってみよう。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

緑色のシールを騎手に貼ってゆきます。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

騎手の手と足を組み合わせて、シール貼ったら完成です。

出来た!

タミヤ 楽しい工作シリーズ

「3種類しかない」と考えることもできますが、「3種類から選んで。、自分だけのジョッキー」になりました。

「自分だけのモノ」という気持ちもまた、大事なことだと思います。

普通に考えると「緑を選んだら、全部緑」ですが、色を組み合わせても良いでしょう。

「自分だけの作品」になってゆきます。

それらも全て含めて、個性だと思います。

こういう「選択する」ことには、「正しいことが一つ」の場合と「正しいことが一つに限らない」場合があります。

「やれば出来る!」経験

タミヤ 楽しい工作シリーズ

じゃ、
動かしてみよう。

動かすね!

早いね。

前に作ったのより、
早いね。

思ったより、早く動いて面白いです。

タミヤ 楽しい工作シリーズ

上の写真の通り、足の動きが、とても早いです。

早く動いて、
面白い!

子どもは、とても楽しそうです。

子どもが小さな頃に、3つほど僕が作成して、子どもに遊んでもらいました。

今回は、初めて子どもに「楽しい工作シリーズ」を作成してもらいました。

僕が少し手伝いましたが、

思ったより、
子どもが自分で作成できた。

と思います。

最初は、もう少し僕が手伝うことが多いと思いましたが、子どもの思考力の柔軟性を感じました。

まだまだ学ぶことが多い小さな子どもですが、「やれば出来る!」経験が、大きく成長するきっかけになると思います。

それは、必ずしも「テストで高い点数をとる」ことばかりではなく、創造力を含む幅広い成長につながるでしょう。

電子書籍が非常に普及する世の中になりましたが、やはり実体験という意味では、紙の本が良い点が多そうです。

そして、自分で「書く・描く」ことを、子どもにどんどんやってもらうことは、好奇心を育てるでしょう。

とても楽しく、小さいながら密度が濃い、タミヤの「楽しい工作シリーズ」。

また作成してみたいと思います。

新教育紀行

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