前回は「楽しく工作しよう 8〜個性を作品に・タミヤ楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
才能伸ばす「タミヤ楽しい工作シリーズ」
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya202m.jpg)
今回は、お風呂などで遊べる「泳ぐマンタレイ工作セット」を作ってみます。
陸上で動くものの多いプラモデル・工作シリーズ・おもちゃ。
対して、「水の中で遊ぶ」プラモデル・工作シリーズ・おもちゃは非常に少ないです。
最も大きな理由は防水性の問題と、「水で遊ぶ」シチュエーションが限られることでしょう。
水中をモーターで動くおもちゃは、とても面白そうです。
箱が小さく、比較的簡単にも思えるので、小学校二年生の子供と一緒に作成してみましょう。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya203m.jpg)
水中ギアボックスの回転運動で、ヒレが動きます。
前回のジョッキーの時もそうですが、こういう箱には結構大事なことが描かれています。
すぐに箱を開けて、
作る!
という気持ちになる子ども。
「どういうものを作るか」をイメージすることも大事です。
面白そうだね。
お風呂で
遊べるね。
子どもは「お風呂で遊ぶこと」が楽しみです。
箱を
開けてみよう。
まずはパーツと説明書をチェックします。
「どういうものを作るか」をイメージ
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya204m-768x1024.jpg)
前回のジョッキー同様に、ギアボックスをしっかり作ります。
下の写真が、前回のジョッキーの時のギアボックスで、だいぶ異なります。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya103m-1024x768.jpg)
こういうシリーズでは、「ギアボックスは規格化(同一)」になっています。
そして、パーツの数を減らすことが多いです。
今回は「水中の工作物」なので、ギアボックスが大きく異なり、少しギアも小さめです。
前回は「ギアが2つ」に対して、今回は「ギアが4つ」で数は倍です。
そのため、少し難しめです。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya201m.jpg)
ギアがたくさんあって、
難しそう。
一つ一つ
順にはめてゆこう。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya205m.jpg)
まずはパーツの確認です。
それぞれのネジなどの個数を確認して、同じパーツをグループ分けしておきます。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya206m.jpg)
モーターは前回より小型で、可愛らしい感じです。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya207m.jpg)
4種類あるギアの特徴を、しっかり確認しておきましょう。
こういう「確認」は非常に大事です。
このギアと
このギアは、どこが違う?
それぞれのギアには「個性と役割」があります。
ここのギザギザが違う、
かなあ・・・
そうだね。
ギザギザが違うね。
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/Tamiya208m.jpg)
いよいよ具体的に作成してゆきます。
こういう工作・プラモデルを作るときは粛々と説明書通りに作るより、子どもと対話を楽しみたいです。
あまり難しすぎないことを
どこが違う
と思う?
あるいは、
なんでだと
思う?
と聞いてあげると良いでしょう。
「出来ていること」を褒める:山本五十六「褒めてやらねば人は動かじ」
![新教育紀行](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/240209Sky03m.jpg)
子どもが答えられなければ、教えてあげれば良いですし、うまく答えられたら
そうだね。
よく分かったね。
と褒めてあげましょう。
中学〜高校の子供は、ある程度大人になっているので「反抗期」がある子供もいます。
まだ大人しい小学生の間は、「ほめてあげる」ことが大事だと思います。
誰しも「否定される」ことは嫌なものです。
子どもだって、
ダメでしょ!
とばかり言われては、面白いはずがないと思います。
「ダメなこと」をやったら、しっかりと「ダメ!」ということが大事です。
一方で、「ある程度出来ていること」は褒めてあげることが大事です。
そして、出来ているところをしっかり自覚してもらうことが大事です。
旧日本海軍を率いて、当時も今も世界最強の米海軍と死闘を続けた山本五十六連合艦隊司令長官。
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山本長官は下記のような言葉を部下に言いました。(諸説あります)
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20220404142446.jpg)
やってみて
言って聞かせて
させてみて・・・
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20220404142446.jpg)
![](https://www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20220404142446.jpg)
![](https://i0.wp.com/www.e-voyage.net/wp-content/uploads/2022/04/20220404142446.jpg?resize=80%2C80&ssl=1)
褒めてやらねば
人は動かじ。
小さな子どもは褒めながら、一緒に工作をしてゆきましょう。
次回は下記リンクです。