前回は「プラモデルから仕組みを理解しよう」の話でした。
前回は、バラバラになってしまったプラモデルも、「一度作った体験」で復元できる話でした。
子ども〜青年の頃作っていた方の多くが、大人になると作る機会がグッと減るプラモデル。
僕も、プラモデルを作るのは、10年以上振りでした。
「おもちゃ」といえば、おもちゃですが、「つくる」というプロセスがあるのが大事だと思います。

今回は、ガンダム三国志シリーズを作ってみましょう。
今まで、関羽・呂布・劉備・曹操・孫堅など作りました。
今回は、荀彧です。
子どもがパッケージを見て、決めたのですが、
荀彧って・・・
と思いました。
荀彧は曹操の参謀・軍師役ですが、諸葛亮とは違って、あまり戦場には関わってないからです。
とは言っても、子どもが「好き」なのが良いので、荀彧に決定しました。

まずは、頭から作成して、続けて胴体を作ってゆきます。
このシリーズは、基本的な「つくり」は共通しています。
慣れてくると、あまり説明書読まなくても、子どもは作ってしまいます。
説明書、読まなくていいの?
大丈夫だよ。
似てるから、分かる。
子どもなりに、共通点を自然に把握しています。

プラモデル作る時は、どんどん先に行きたくなりますが、作っている過程も楽しみましょう。
ちょっと違う角度から、見てごらん。
うん。こうして見ると・・・

腰の部分が出来ました。

両手・両足もできてきて、後は合体です。
このシリーズは、全体的な構成・関節部分は共通しているパーツが多く、合理化されているのが、良く分かります。
そして、各武将の個性・カラーを、全体像と細かな部分で表現していて、非常に凝った作りです。

完成です。
黒い銃を二つ持って、赤いゴーグルしたガンダムです。

プラモデルは、完成したら、色々な角度から見てみましょう。
ほら、ここが、こうなっているよ。
面白いね。
中学生以上になると、プラモデルは「作ったら、飾る」ですが、小学生は遊びます。
その過程で、色々な角度で見ていますが、「意識してみてみる」と面白いです。
「パーツがどのように繋がっているか」「影がどのように変わるか」など、立体ならではの面白さがあります。
この「立体であること」が、二次元の絵やテレビと大きく異なることです。
「立体を楽しむ」姿勢が「立体感覚」を磨き、算数も得意になってゆくと思います。