前回は「中学受験が終わったら」の話でした。
子どもが自分で選ぶこと

しばらく中学受験の話が続きました。
未就学児〜小学校低学年に関する、本質的教育のコーナーを再開します。
学ぶ力を伸ばし、長い目で見れば、中学受験にも役立つでしょう。
就職して社会人になり・・・と、年齢を経るに従って、一般的には選択できる範囲は狭まります。
例えば、家族と「どこに旅行に行くか?」は、選択できることで、家族で色々と話したりして決めます。
子どもには無限の可能性があって、無限の選択肢があります。
親の思いと子どもの考え

例えば、親が
うちの娘はピアニストに
なって欲しい・・・
息子には、医師になって
欲しい・・・
など考えて、「親が思うような人生」を歩ませることもあるでしょう。
その場合、他の子どもに比べて、その子どもは「一定の限られた選択肢」の中で生きることになります。
それはまた幸せにつながるかもしれないですし、どうなるかは本人次第だと思います。
小さな子どもは、理科が好きだったり、体育が好きだったり、本能的に「好き」なことを選びます。
小学校高学年からは、子どもなりに色々と考えます。
「どの部活動に入ろうか?」「友達と一緒に入ろうかな?」とか。
二つ、あるいはそれ以上に分かれた道が、次々と現れてきます。
その時に主体性持って生きて行けるかは、小さな頃の「小さな事を決める」ことから始まります。
育む「選ぶ力」:子どもの主体性

「選ぶ力」は、中学受験・高校受験・大学受験においても、とても重要です。
特に難関校を受験する際、算数で出題された問題全てに回答する子どもは、ほとんどいないでしょう。
どの
問題から解こうかな・・・
「自分の得意な問題」か「解きやすい問題」を選ぶ視点はとても重要です。
「自ら選ぶ姿勢」は、中学受験・高校受験・大学受験突破力にもつながります。
ぜひ小さなことで、子どもに主体性持たせてみましょう。
ケーキ屋さんに行ったら、
どのケーキ
食べたい?
と聞く親が多いでしょう。
同じ感じで、何かに対して、
どれがいい?
となんでも聞いてみて、子どもには
う〜んと、
そうだね・・・
ちょっと考えてもらいましょう。
頭脳も筋肉と一緒で、使えば使うほど強くなります。
異なる道を選んだ時に、どんな自分の将来を思い描きながら、子どもたちが成長するのでしょう。
それを見ることは親として楽しいでしょう。
そして、子どもにとっても将来に渡りずっと、とても大事なことになるでしょう。