前回は「山崎直子 9~習い事・習字・ピアノ・理想的教育〜」の話でした。

習字の素養:日本人としてふさわしい教養
小学生の時に、習字を習っていた山崎少女。
大変上手で、金賞をとったこともあるようです。

一番長く続いたのが、
習字です。
この「習字の素養」は、のちに非常に役立ちました。
宇宙飛行士の応募条件で「日本人の宇宙飛行士として、ふさわしい教養等を有する」ことがありました。
この条件に対して、「習字の経験・能力」は正にうってつけでした。


単に「字が上手」ということだけでも、とても良いことです。
それは、「適度な自信を持つこと」にもつながったでしょう。
打ち込むこと
のちに、大いに役立った習字の素養。
小学生の時は、このような役立ち方は「思いもしなかった」でしょう。



やっている時は、
意識しなくても・・・



後につながってくることも、
あるんですね。
一芸に打ち込むことは、物事を見る視点が深くなり、非常に高い能力となると思います。
習い事をしている、小学生〜高校生には、ぜひ「一生懸命に」やって欲しい。
その経験が、どのような形で実を結ぶかは、未来にならないと分からないでしょう。
そして、その経験は、非常に大きなものになるのでしょう。
公立中学へ
中学受験をしなかった山崎少女は、そのまま学区の中学校へ進みます。



通っていた
小学校の近くなので・・・



中学生活は、
小学生活の延長のような感じでした。
中学受験をしなかった分、自由な時間がたくさんあった山崎少女。
習い事・読書をたくさんして、考えることから「思考力」がついたのでしょう。
中学受験をする、しないは、人それぞれの考え方ですが、本人にとっては良かったのでしょう。
仮に中学受験をしたとしても、同じように宇宙飛行士になったかもしれません。
「小学校の延長」だったため、中学一年生は「小学七年生」のような感じだったかもしれません。
中学受験をすれば、大抵は電車で通うので、環境はガラッと変わります。
「環境の変化」は良いことですが、その「環境」は、学校のカラー・理念によって、大きく変わります。
公立校は、それほど強いカラー・理念がないため、本人の個性が活きる面もあるでしょう。
どちらが良いかは、子ども本人には分からないことでしょう。
カラーの強い中高に行けば、それに染まり、その上で個性が築かれるのでしょう。
カラーの強い武蔵に通っていた僕は、「武蔵の土台」の上に、僕らしさを築いてきたと思います。
中学受験して進学する方にとって、大事な志望校のカラー。
それは、子どもにとって「大学進学実績よりも大事なこと」と考えます。