前回は「「合格できる」と思う強い気持ち〜世阿弥「初心を貫く」・初心忘るべからず・挫折をよしとする気持ち・西郷隆盛の二度の島流し・志望校合格への強い気持ち〜」の話でした。
不安な気持ちから「合格できるはず」と信じる気持ち
受験期後半〜直前期の時期は、誰しも、
僕、合格できるかな?
ひょっとしたら・・・
「ちょっと不安になる」ものです。
中には、模試の成績が極めて良くて、
僕は絶対に
合格できるんだ!
という確信を持っている方も少数派ながらいるでしょう。
そういう「強い確信」を持っている方は、せいぜい10%程度と考えます。
強い精神力を持った小学生〜高校生は、それほど多くはないでしょう。
資格試験などの直前は、大人だって不安なものです。
今年こそ
資格を取らなければ・・・
大学生〜社会人の方が難関の資格試験を受験する際は、とても緊張します。
誰しも緊張する中、
私はこれまで
頑張ってきたから・・・
きっと、きっと
合格できるはず!
と強い気持ちを持つことが大事です。
偉業を成し遂げた方の言葉を参考に、落ち込みそうになる気持ちを乗り切りましょう。
松井秀喜「心が変われば、行動が変わり、運命が変わる」
元巨人軍で米国大リーグへ行った松井秀喜選手。
松井の、あのホームランを打ちまくる姿。
とても格好良く、武士のような姿に感銘を受けます。
松井秀喜は、下記のようなことを言っています。
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる。
心が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。
これは非常に深い言葉です。
何事も全ては「心次第だ」ということです。
「心→行動→習慣→人格→運命」と、
心次第で
運命が変わる!
と松井秀喜は言っています
人生そのものにおける「極めて大事な姿勢」と思います。
これは言われてみれば当然のことかもしれませんが、この気持ちをしっかり持つことは難しいです。
こういう「基本的姿勢」を確立することは、本来は長い年月が必要でしょう。
ずっと、ずっと
野球ばかりやり続けてきた・・・
という松井ならでは「分かること」があり、「悟り」に近いことなのでしょう。
合格へ向かう強い気持ち:「心を変えて、運命を開く」
この言葉で大事なポイントは、
心が
変われば・・・
と「心が変わる」ことが最初です。
「心を変える」ではなく「心が変わる」ということは、「心」が主人公です。
本来「心を持つ」のは本人ですから、「心を変える」と「心」が目的語であるべきかもしれません。
そこをあえて、
心が
変われば・・・
と「心」が主人公にしている松井の言葉。
おそらく、これは
「心を変える」ではなく
「心が変わる」ような姿勢が最上なのだ!
ということなのでしょう。
「心を変える」ことは簡単そうで難しいことかもしれません。
それが「心が変わる」という状況は、「考えて実行する」ことではなく「心が自然と変わる」ことです。
これには、長い長い修練の時間と経験、そしてひたむきな思いの持続が必要でしょう。
「一つのことをやり続けて、ある非常に高いレベルを超えた方」は、何かを悟るのでしょう。
そうなるためには、一生かかる可能性もあるでしょう。
この「運命が変わる」プロセスにおいては、「習慣や人格が変わる」という大事なことがあります。
この松井の言葉は、小学生〜高校生の受験生のみならず、大人にとっても非常に深い言葉です。
でも、もう受験の本番はちょっと
先だから・・・
人格は
変わらないと思うけど・・・
中学受験生〜大学受験生は、「習慣が変わる」「人格が変わる」ほど時間はありません。
そこで、下記のように少し省略して考えてみましょう。
心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、運命が変わる。
こう省略してしまうことは、松井の本心ではないでしょう。
「短期間の受験用」にすると、「心→行動→習慣→人格→運命」は「「心→行動→運命」となります。
いずれにしても、まず大事なことは「心」です。
今まで頑張ってここまでやってきたことは、立派なことです。
少し落ち込みそうな気持ちになったら、
えいっ!
大丈夫!
と心を変えてみましょう。
心が前向きになれば、行動もまた前向きになって、
もう少しで
もうちょっとで・・・
もう少しで、
行きたい中学校(高校・大学)へ行けるんだ!
と勉強してみましょう。
もう少し、受験用に変えさせて頂くと、
心を変われば、行動が変わる。
行動が変われば、運命を開く!
「心が変わる」のは長い時間と修練が必要ですから、短期間では「心を変える」しかありません。
そして、時間が少ない中では、もう少しで「運命を開く」と考えるのが良いでしょう。
運命を開いて、
4月から
私の志望校へ行くんだ!
と思って、残りの日を着実に過ごしてゆきましょう。
模試の成績が良くて「自信を持っている方」も、最後の最後まで力を抜かずに全力で駆け抜けましょう。
これまでと同じようにしてゆけば、
合格できるはずだから、最後まで頑張る!
そして、模試の成績が「もう少し」の方は、
模試は「もう一つ」だったけど、
似た・同じ状況なら、確実に良い点取れる!
と模試の結果を活かして、本番に臨みましょう。
これまでの勉強を総合して、合格へ向かう強い気持ちを持つこと。
それが、最も大事な姿勢であり、当日の学力を最大限発揮することがベストです。
次回は下記リンクです。