「英語との出会い」で世界が広がった山崎直子〜英語部へ入部・米国の女の子との文通への興味・部活での経験・みんなで切磋琢磨〜|山崎直子11・中学生から高校生・エピソード

前回は「習字に打ち込んだ山崎直子〜大いに役立った「習字の素養」・「何かに打ち込む」大事さ・「将来役立つか」より「好きだから」・公立中学進学へ〜」の話でした。

宇宙飛行士 山崎直子(Wikipedia)
目次

「英語との出会い」で世界が広がった山崎直子

ロンドン(新教育紀行)

公立中学校に進み、小学生から中学生になった山崎直子少女。

中学受験をする方は、大抵は通う学校は一気に遠くなり「電車通学」などになります。

そして、「塾の友達」などはいても「同じ小学校の同級生」は進学先の中学校にはほとんどいなくなります。

それに対して、公立中学校に進むと「同じ小学校の同級生」が多数います。

そして、小学校よりも多少遠くなっても、大抵の方は徒歩で通学するでしょう。

学区が似ていたこともあり、「小学校の延長」のような中学校の人生だったでしょう。

ここで、山崎少女にとって、とても大きな変化がありました。

小学校と大きく変わったことは、

英語を
学ぶことです!

山崎少女は小学生の時に、家の近くで外国人に会ったことがありました。

今とは違い、千葉県で外国人を見かけることは少なかったでしょう。

訪日外国人数(総務省)

2000年代に入り、日本政府の後押しもあって急速に伸びた訪日外国人者の数。

2015年は、2003年の4倍近くです。

訪日外国人数(観光庁)

コロナ前はさらに増進し、2019年は3188万人の訪日外国人となりました。

この数は、2003年の521万人の6倍以上です。

山崎少女が小学生の1970年代は、日本を訪れる外国人は少なく、

Japanって
最近よく聞くよな・・・

ああ、Far East(極東)の
国だろ・・・

ってことは、China(中国)の
向こうか・・・

どうやら、「Samuraiの国」
らしいぜ・・・

日本に対する認識は多くの方がこの程度であり、「日本は遠い極東の国」だったのです。

小さな頃に外国の女性に出会って、

外国の女性に微笑んで、
励まされた!

この経験が、英語との出会いとなります。

英語が出来るようになると、
色々な世界の人と話せる!

英語との出会いによって世界が広がった山崎少女でした。

現代のように、外国のテレビや番組がYouTubeなどで簡単に見れる時代とはだいぶ違い、当時は、

英語の番組を
見るのは、なかなか機会がないけど・・・

日本に外国人が少なく、「英語へのアクセス」が非常に限られていた山崎直子が中学生の頃。

むしろこの「接点がほとんどなかった英語」だからこそ、英語の世界が遠かったのでした。

そして、この「遠さ」が中学生であった山崎少女にとって、大きな憧れになりました。

この意味では、現代のように「海外の映像などが簡単に見られる」のは、感動が少ないのかもしれません。

英語部へ入部:米国の女の子との文通への興味

新教育紀行
ロンドン(新教育紀行)

中学では、
部活を何にしようかしら。

と考えていた山崎少女。

当初、

テニス部に
しようかしら。

と考えていたものの、英語部の先輩から

米国の女の子と
文通できるよ。

と聞いて、

えっ。
それは面白そう!

とテンションが上がり、

やっぱり、
英語部にしよう!

と英語部へ入りました。

部活での経験:みんなで切磋琢磨

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎:物理教室付近(新教育紀行)

英語部に入って、楽しい毎日を過ごします。

活動内容は、

NHKのラジオ英会話を
録音したテープをみんなで聞く。

あるいは、

短い英語劇を
つくる!

などでした。

今は、ネットで過去のラジオ英会話を聞くのは簡単です。

ネットのなかった昔は、販売しているテープ・CDのラジオ講座を購入するか、録音しました。

僕もラジオ英会話、大学の時にNHKビジネス英会話を録音して、何度も聞きました。

大学生の頃は、今は無くなってしまったMDで沢山録音して聞いたものです。

NHKのラジオ英会話が「良い教材」であることは、誰しも知っていることです。

でも、「地道に続けること」が非常に大変なラジオ講座。

一人でやっていると、

あ、前回
聞きそびれた・・・

面倒だから、
もういいや。

となりがちです。

それに対して、部活で一緒にラジオ講座を聞くと、

みんなと一緒だから、
続ける!

一緒に
続けよう!

と、テンションを保つことができます。

そして、「みんなで切磋琢磨する光景」こそが、青少年・少女たちに最も大事なことです。

これは、学生時代に同級生と一緒に何かに取り組むことの最も大きなメリットです。

勉強・学びにおいて、大事なことの一つは「テンションを保つこと」です。

そして、英語でも体育でも

一緒に頑張って、
競争する。

どうしても競争心が芽生えます。

この「適度な競争心・向上心」を持つことは、子どもにとって非常に大事なことです。

英語部で大きな影響を受けた山崎少女。

やはり、通常の学校活動だけではなく、部活に入ることは本人が大きく育つ契機になるでしょう。

新教育紀行

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