前回は「山崎直子 8~放任主義・自分で育んだ夢〜」の話でした。

読書と習い事
放任主義の親の元、スクスク育った山崎少女。
読書が大好きな山崎少女は、積極的に読書して、世界を広げてゆきます。
小さい頃に、お箏を習いごとにしました。
その後、小学生の間には習字・ピアノ・水泳を習いました。

ピアノを習う子は、結構多いですね。
今の子ども達の習い事の環境と、当時の子ども達の環境は少し違うかもしれません。
水泳を習う子どもは、多いでしょう。
適度な運動になり、早く水になれることの出来る水泳は、とても大事だと思います。

家にはオルガンがあって、
練習しました。
僕は小学校の時、ピアノと水泳を習い事にしていて、中学受験を見据え、いずれも小学校5年生でやめました。
三つも習い事をしていた山崎少女は、それらの実力を上げると同時に、「勤勉さ」も身に付けたのでしょう。
この良い意味の「勤勉さ」は、のちに勉学に励んで、宇宙飛行士となった素地となったでしょう。
習い事と塾
中学受験をする方は、「小学校一年生から塾へ通う」方も多いと聞きます。
本質的な考え方では、塾へ行って勉強するよりも、習い事の方が望ましいでしょう。
それは、習い事をすることは、様々な技能を身につけることに繋がり、視野が広くなるからです。
様々な習い事の背景には、文化が潜んでいます。
習字を習えば日本の文化を、ピアノを習えば西欧の文化を、体感するでしょう。
それは、「言葉で知ること」よりも大事かもしれません。
「習い事と塾の両方」をしている、子どももいるでしょう。
考え方は様々ですが、「とにかくペーパーテスト」という思考は、「子どもの可能性」を摘み取るかもしれません。
学びへの姿勢と成長
「早く塾へ通う」ことに対しては、様々な考えがあり、それぞれの親の考えとなります。
そもそも「中学受験」に対しても、様々な考え方があり、正解はないのでしょう。
僕が小学生の頃、水泳・体育をやっている子どもは多かったです。
ピアノも結構たくさんいて、僕と一緒に中学受験した女の子も、たくさんの方が習っていました。
音楽の時間などでは、その方達の上手な演奏に
上手だな。
と感心したものです。
その子達は、割合早めに塾へ通っていて、おそらく小学校4年生くらいから本格的に行っていました。
今の時代なら、入塾時期として「遅いくらい」かもしれません。
いずれにしても、「受験の合格」が目的ではなく、将来の成長を目的とする教育が望ましいでしょう。
その意味において、山崎少女の「多数の習い事+読書」。
それは、一種の「理想的教育」であり「理想の英才教育」だったのでしょう。