山崎直子 2〜小さな頃の宇宙への思い〜|生い立ち

前回は「山崎直子 1〜道を切り拓く〜」の話でした。

宇宙飛行士 山崎 直子(Wikipedia)

山崎本人の著書「宇宙飛行士になる勉強法」から、彼女の宇宙への思い、勉強への姿勢を考えます。

宇宙飛行士になる勉強法(山崎直子 中公文庫)

前回書きました通り、西郷や後藤と「同格」という意味において、山崎さんを「山崎」と表現します。

目次

宇宙好きの原点

小さい頃に札幌市に住んでいた山崎は、満点の空を見て感動します。

大都市では、なかなか星が見られなくなりましたが、1970年代は見えたようです。

都会に住んでいると「星を見る機会」というのは、なかなかないものです。

プラネタリウムも良いですが、時々は子どもに星を見せてあげたいものです。

なんでも 「体験すること」が大事で、体験することからイメージが広がり、読書も楽しくなります。

お兄さんの通っていた小学校で開催されていた「星を観る会」にも、よく参加していました。

星空を見て「きれい」と思う子どもは多いですが、山崎は

なんて神秘的で素敵なところだろう

いつかあそこに行きたいなあ

と思いました。

この感受性の強さが、普通の人と大きく異なる点でしょう。

子どもに大事な感受性

米国人であるHenry Stimsonが、京都に非常に感激した話をご紹介しました。

こうした感受性の多くは、子どもの頃に育つものでしょう。

大人になってから、自然や絵に大いに感銘を受けることもありますが、やはり小さな頃に様々体験することが大事です。

まだ小学校低学年〜中学年だった山崎を「星を観る会」につれて行ったのは、親御様ならではの英才教育だったかもしれません。

そして、この経験こそが、「彼女の人生と運命を方向づけた」とも言えます。

幼かった山崎は、きれいに輝く星たちを見て、「自らの人生の先に輝く光」をそこに見出したのでしょう。

プラネタリウムに通う経験

小学校2年生に松戸に戻った山崎は、星空にすっかり魅せられます。

そして、お兄さんと一緒に、プラネタリウムに通ったそうです。

「プラネタリウムに行ったことがある」のではなく「プラネタリウムに通った」のです。

「プラネタリウムに通う」経験は、普通の子どもはしないものです。

僕も経験がなく、友人・同級生で、そうした子の話を聞いたことがありません。

この「普通ではないこと」を小学校低学年で実行したパワーこそが、彼女の原動力であります。

天井に投影される星空を見て、

自分が宇宙空間に、横たわっている気持ち

不思議な感覚を味わいました

この「不思議な感覚」もまた普通ではありません。

子どもが「何を感じるか?」には、正解はないと思います。

「何が正解か?」ではなく、「何を感じるか?」を、特に小さな子どもには大事にして欲しいです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次