女性も専門家目指す姿勢〜世界各国の女性の社会進出・世界と日本の大きなギャップ・尋常ならざる低レベル国家の日本・非常に低い東大の女子の割合・世界の名門大学との比較・具体的目標を中学高校で持つ大事さ〜|学びとキャリア

前回は「威人紀行と中学〜大学受験 2」の話でした。

目次

世界各国の女性の社会進出:世界と日本の大きなギャップ

Global Gender Gap Report 2021(World Economic Forum)

今回は、女性の進学・勉強への姿勢に関する話です。

男性も参考になる部分があるかもしれません。

最近、World Economic Forumから”Global Gender Gap Report”が発表されました。

その中には、”Global Gender Gap Index”という指数が発表されています。

これは「女性の社会進出」の指数としても知られ、日本は近年ずっと非常に低い状態です。

今年は・・・というと、日本は「世界で120位」でした。

発表されている国々は156なので、「下から数えた方が遥かに早い」ほど低レベルな国が日本です。

尋常ならざる低レベル国家・日本

新教育紀行
日の丸:日本の国旗(Wikipedia)

これは、「尋常ならざる低レベル国家」となります。

日本に順位が近い国々は、

116位 スリランカ

117位 ガーナ

118位 ギアナ

119位 アンゴラ

です。

これらの国々も素晴らしい面があるでしょう。

ところが、先進国の日本とは「環境が似ている国」では、全くありません。

先進国やG7などの他の国を見てみましょう。

米国 27位、英国 22位、ドイツ 10位、フランス 15位、イタリア 63位、カナダ 25位です。

さらに衝撃的なのは、中国が102位、韓国99位で、日本より大分上です。

Global Gender Gap Report 2021(World Economic Forum)

特に経済活動・政治活動で著しく低い得点で、政治に至っては147位で、事実上最下位です。

教育面でも92位で、異常に低い立場です。

非常に低い東大の女子・女性の割合:世界の名門大学との比較

東京大学(Wikipedia)

威人紀行でご紹介している山崎さんは、

東大へ入学したときに、
女子が少ないことに驚いた・・・

と著書で述べています。

女子が少ないことに驚くのは、女子だけではありません。

もちろん、男子も「かなりびっくり」です。

男子校も良いところ、
たくさんあるけど・・・

久しぶりに共学だ!
と思ったら・・・

男子校出身の男子は、「共学の大学」に夢を持って入学します。

あれ?
ここは共学なの?

なんで・・・
なぜ、こんなに女の子が少ないの・・・

特に少ない東京大学理科一類(理I)。

理Iでは女子率が9.6%(2021年)で、10%を切っています。

僕の頃は、もう少し少なかったのですが、ついに「消費税よりも少ない割合」となりました。

この理由は、もちろん「女子の能力が低い」のではないです。

そのそも志願者数が「男子よりはるかに少ない」女子。

志願者数の少なさが、合格者数の少なさに直結しているのが現実です。

男女の大学進学の実態は、2022年の武蔵中学・社会で出題されました。

ここに記載ある通り、日本には戦前は「女性の役目」が社会通念にありました。

これが「戦前で終わり、戦後は全く違う」ならば良かったのです。

ところが、「社会通念」は、なかなか変わらないのが現実です。

間もなく戦後80年となりますが、

やっぱり、
女の子は女の子らしく・・・

という「謎の社会通念」が一定の影響力を持っているのでしょう。

さらに、長年の日本の「男子中心主義」が大きな悪影響を与えているのでしょう。

一応、世界トップ大学50に入っている東京大学。

他の世界のトップ大学と比較してみると、その差は歴然です。

ハーバード・オックスフォードなどの超名門大学は、ほぼ「男女比は半々」です。

女性の方が
多い大学もあるけど・・・

中には「女性の方が多い」大学も多い世界の名門校。

一方で、旧帝大などの大学では、女性の比率は非常に低いのが現実です。

この著しく低く、到底「先進国」とは言えないレベルの日本。

変えるためには、「日本国内で大きな意識の変革」が必要かもしれません。

女性も専門家目指す姿勢:具体的目標を中学高校で持つ大事さ

公園の桜(新教育紀行)

ぜひ、女子・女性の方々も、

私も専門家
目指そう!

私は外科医に
なって、人々を救いたい!

私は物理を学んで、
海外で研究したい!

私は経済学を学んで、
世界経済の第一人者になりたい!

という気持ちで、中学(小学校高学年)〜高校を過ごして欲しいです。

そして、女性・女子も「女の子だから」と遠慮しないことです。

山崎直子さんの出身のお茶の水女子高校は、

女子も頑張って、
どんどん学ぶように!

と教育していたようです。

「女の子だから」の遠慮がなかったのが、
とても良かった!

「女の子らしく」は、とても大事です。

そして、山崎直子さんのような方を見習って、女性・女性も専門家目指して学んで欲しいと思います。

日本のためにも、女性・女子には、さらに積極的な姿勢で学んで欲しいと思います。

「算数・数学が得意な女子」もカッコいいのです。

俺たち、男子は
どうなの?

男性・男子も一生懸命勉強して、「専門家目指して」頑張って行きましょう。

新教育紀行

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