理科の学力アップ・成績アップのコツ〜問題を解く・状況を想像・描く〜|中学受験・小学生・理科

前回は「理科の学び方・暗記のポイント・コツ〜自分なりにまとめる・ノートに書く大事さ〜」の話でした。

目次

暗記が多い理科

中学受験において、非常に暗記量が多岐に渡り、多い理科。

水溶液の性質・生物など、非常にたくさんあります。

社会も暗記が多いですが、理科の暗記を「ひたすら暗記」という姿勢は、あまりおすすめしません。

それは、理科の最も大事な「考えて、理解して、発見する」という姿勢と相反するからです。

でも、覚えることが多くて
大変だよ・・・

覚えていなければ、
できない問題も多い・・・

まずは基本的な事項は「理解して、暗記する」ことも大事です。

子どもたちの「学ぶ姿勢」は非常に大事なのですが、

点数が上がらなければ、
受験は突破できない・・・

小学校のテストでも
暗記問題が出る・・・

のも事実です。

「学ぶ姿勢」もきちんと身につけながら、「効率良く暗記も進める」のが良いです。

なかなか
覚えられないよ・・・

問題を解きながら、暗記を進める姿勢

受験でも小学校のテストでも、「出題者側からの視点」で、考えてみましょう。

理科は社会に比べて、「問題の変化球」をつくりやすい特徴があります。

力や動きの問題・電気の問題は、無限のバリエーションがあります。

電気の
回路のパターンは、ある程度覚えたけど・・・

ちょっと変わった回路になると、
分からなくなる・・・

液体・天体の問題も「少し状況を変える」のが、比較的簡単です。

水溶液の性質を「丸暗記する」方法がありますが、「酸性の友達」などをイメージする話をしました。

「語呂合わせ」や「替え歌」もいいですが、

結局、酸性って
なんだっけ?

では、応用問題が解けない可能性があります。

水溶液の性質(新教育紀行)

そこで、酸性の定義は中学校以上で学ぶとして、「酸性のイメージ」は大事にしましょう。

水溶液の性質(新教育紀行)

社会も「変化球」がありますが、理科に対しては「ある程度制限される」傾向があります。

多くの小学生・受験生の方が学んでいる参考書・問題集があります。

これの本は大変よくまとまっており、「基本を固める」には、適切な本だと思います。

これらの問題集を、どんどんやってみて「どのような問題が出るのか」を学びましょう。

そして、問題を解きながら暗記をすると、脳が刺激されるので暗記しやすいです。

理科は社会と異なり、呪文のように

〜が
〜で・・・

と唱えて覚えても、なかなか点数に結びつきません。

「まる覚え」だと、「ちょっとした変化球」に対応できなくなってしまいます。

そこで、問題をどんどん解いて「頭の中で全体像をイメージする」ようにしましょう。

力や長さを描いてイメージ

動かっ車の考え方(新教育紀行)

力や動きの問題・電気の問題は、問題集の解答を目で追うのではなく、状況をきちんと描きましょう。

「きれいに」ではなく、「自分がわかれば良い」と思うのです。

この時「きれい」でなくても「丁寧に」描こうとする姿勢が大事です。

かっ車の問題は「かっ車が動く状況をイメージ」しましょう。

そして、糸を引っ張るとかっ車が動くのを描くようにしましょう。

かっ車が動くのは、
面白い!

かっ車が動くのを描いてみると、
引く糸の長さが分かるわ。

また、中学に入ると物理でやりますが、手で引っ張るなどの力は、矢印を描いて、理解しましょう。

電気・電流の考え方(新教育紀行)

矢印は、算数でも理科でも非常に大事です。

このように「矢印を少し描く」だけで、理解力が飛躍的に高まります。

電気・電流の考え方(新教育紀行)

こういう問題は「このパターンだと・・・」みたいに覚えても、応用問題で

これは、
どうなるのかな・・・

と分からなくなってしまうことがあります。

基本をしっかりと、自分で考えて、描いてみましょう。

このように描いて学ぶ姿勢は、少し大変で時間もかかります。

「しっかりと理解して学ぶ」と理科は、基礎〜応用まで幅広い問題を一気に攻略できます。

その意味では、理科は社会よりも効率が良いと思います。

少しずつ、しっかりやってみましょう。

新教育紀行

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