学力・成績アップの方法〜繰り返して「分からない」から「分かる」へ・将来伸びる様になる学び方・自ら考える姿勢・「考える時間」を大事にする学び〜|中学受験

前回は「学力・成績アップの方法・ポイント〜繰り返し問題をしっかり理解・「考え方」を吸収・解法や考え方を「吸収する」・スポンジのイメージ・「予習」優先か「復習」優先か・繰り返し取り組む問題〜」の話でした。

目次

学力・成績アップの方法:繰り返して「分からない」から「分かる」へ

てんびん算の考え方(新教育紀行)

算数や数学に最も大事な「自ら考える」姿勢を育てましょう。

多くの手法を学び、目前の問題を類型化して攻略するのではなく、基本的な考えをきちんと身につけましょう。

中学受験において「解法をストックする」手法も有効です。

一点注意が必要なことは、この「解法をストック」をやりすぎない方が良いことです。

この「解法ストック」の姿勢は、「解法を学ぶ」受身の姿勢が身についてしまうことです。

その手法で中学受験を乗り切った場合、応用力が養われない可能性があります。

算数が出来るようになるポイント

・取り組んだ問題の大事なポイントをしっかり理解

・解き方や考え方をしっかり習得

算数の難問や応用問題が解ける様になるには、解き方や考え方をしっかり理解しましょう。

将来伸びる様になる学び方:自ら考える姿勢

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎・物理実験室(新教育紀行)

中学受験が低年齢化した、昔よりもますます「問題を解く」ことを目指す傾向が強まっています。

この中、

この問題は
こう解くんだよ!

はいっ!
これが出来る様になります!

と小学生が「とにかく解ける様になる」ことを目指すことになります。

それによって、中学受験の問題がたくさん解ける様になる方も多いでしょう。

ところが、この「とにかく問題を解く」姿勢は「解くことだけが目的」になる可能性があります。

中学入学後の中学・高校以降で、伸び悩んでしまう可能性があります。

新教育紀行
武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

中学受験までは算数において優秀であった子が、中三くらいから失速することがあります。

「算数が得点源」であっても、高校生くらいから学力が思ったように伸びなくなる方もいます。

大学受験の際、「数学があまり得意でない」生徒になる可能性があります。

中学受験の際に非常に高い学力を有していた人が、中学・高校で「伸び悩む」ことはよくあります。

また、中学受験の頃は際立った学力がなくても、中学・高校で一気に学力・考える力が向上する子もいます。

中学受験においては、

何はともあれ、
志望校に合格するのが第一!

であることは親・子どもにとっては当然です。

この「思考力を養うこと」と「テストで良い点を取ること」のバランスは非常に難しい面があります。

どちらかを優先すると、どちらかが上手く行かない傾向があることもあるのも現実です。

子どもの個性に応じて、うまく「考える力」が育つようにするのが良いでしょう。

「考える時間」を大事にする学び

新教育紀行
学研の科学:ロケットと電気分解(学習研究社)

中学受験生の方は小学校5年生くらいまでは、「とにかく解く」ではない学びが良いと思います。

数学・理科において出来るだけ「考える時間」を大事にしてほしいです。

受験を考えてない方は小学校卒業までは、このようなスタンスが良いでしょう。

数多くの問題に取り組むより、味わい深い問題に何度も取り組むのが良いでしょう。

きちんとした考え方を学んだ方が「真の学力向上」につながるでしょう。

「頭を耕す」ようなイメージです。

問題を解く力ではなく、将来に渡って問題解決能力が付き、色々な発見をする人物に育つと思います。

学力・得点の向上が大事な6年生の受験生の子どもは時間にも限りがあり、焦りが出てきます。

効率性も必要ですから、問題数とバランス良くやって頂ければと思います。

「たくさんの問題を解く」と手法が蓄積されて、成績が上がりやすいのは事実です。

「思考力を養う問題を何度も解いて、考え方・解放をきちんと身につける」方法。

それは、頭脳が耕されて発展します。

本質的学び方は「考える力」を鍛えます。

「思考の軸」をつくる姿勢

・分野ごとに共通する「考え方=思考の軸」を考える

・問題ごとのバリエーションの違いは「同じ」と考えられる思考力育成

そして、ある「考え方=思考の軸」が生まれるでしょう。

ある時を境に大きく・二次関数や指数関数的に学力が向上するでしょう。

新教育紀行

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