前回は「ノートの書き方・まとめ方〜大きく書く・雄大に描く・書く勉強・「出来ない」から「出来る」へ〜 」の話でした。
紙に大きく書く・描く:様々な気づき
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勉強する時、算数でも理科でも社会でも、紙に大きく書いてみましょう。
国語はあまり大きく書く機会がないかもしれませんが、なんでも大きく描く・書くことは良い事です。
図形問題の図形は、大きく描いてみると、色々と気づくことがあるでしょう。
あ、ここは
こういう事だったんだ!
これは中学受験〜大学受験でも、とても効果が大きいです。
社会の暗記では、「自分なりにまとめて、理解力と暗記を増やす」と良いでしょう。
色々なことを、ノートや紙に大きく書いてみましょう。
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僕が小学生の頃の、社会の日本史のノートです。
小学校の授業ノートで、自分なりに追記している形跡があります。
上の「本能寺の変」で「天正十年六月二日早朝」と書いてあります。
おそらく、これは学校では教えない事でしょう。
僕が歴史が好きだったので、多分、学習マンガ等に書いてあったことを、
時期も歴史には大事だから、
書いてみよう・・・
と考えて「追記した」と思います。
大事なことは大きく描く:書いて強く認識して暗記
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この歴史ノートには、特徴的なことがあります。
・大事な人物・大事な出来事を大きな文字で記載
・人物は赤・出来事は緑・重要単語は青・説明は紫と、色分けされている
大事な人物・大事な出来事は、「縦横2倍の4倍の大きさの字」で書いています。
「ここまで大きく書くかどうか」は、それぞれの子どもの個性によるでしょう。
また、上の例で大事なことは、「カテゴリーに対して、自分で色分けしている」ことです。
これは、自分で分類すると頭に整理されて記憶力が増進するので、非常に大事な姿勢です。
上のノートの例は、僕の実例であり、「一例」に過ぎません。
文字の大きさ・色などは「自分の好きなように」書いてみましょう。
自分で書く大事さ:「何かを見て分かった気」にならない
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算数・数学は「書いて理解する」ことが大事です。
そして、「目で見て、分かったつもりにならない」ことが大事です。
実は、この「書いて理解する」ことは、理科・社会・国語などの科目にも共通します。
上の例のように、理科・社会の暗記項目が「まとめられている内容・図・表」を考えましょう。
暗記項目を見て、
あっ、これ
分かりやすいな!
と思って、その「内容・図・表」や動画をじっと見る方がいらっしゃることが多いです。
ところが、「じっと見て、眺めて」もなかなか頭に入らないのです。
「参考書などのテキスト・図・表」を参考に、自分で書くのが良いでしょう。
自分でまとめるのは
難しいよ・・・
難しく考えずに、「参考書等を一部丸写し」でも良いでしょう。
その際、「全部写すと大変」なので、「一部抜粋してまとめる」と良いでしょう。
上手くまとめられている「参考書などのテキスト・図・表」を眺めても、全部頭に入れるのは困難です。
そこで、
少しでも良いから、
しっかり覚えよう!
という姿勢を持つことが大事です。
自分の中で様々なことが繋がり、各科目の複合問題へ対処する力も養われるでしょう。
あまり大きな紙に大きく書いていると、本番の入試の時に
解答用紙を、
はみ出してしまうのでは?
と懸念されるかもしれません。
武蔵中などでは、はみ出しても大丈夫です。
はみ出してしまって、解答用紙が足りなくなったら「この続きは裏です」と裏に書いても良いでしょう。
「解答は裏に書いてはならない」と記載ある学校もあるので、その場合は表だけにしましょう。
一生懸命書く・描く姿
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一生懸命問題に取り組んでいる姿勢は、とても微笑ましいです。
採点者から見れば、一生懸命書いている姿をみると、
一生懸命
やっているね。
ここは、
〜点くらいあげよう。
最後の答えが間違っているとしても、その過程は十分に評価に値するでしょう。
そして、それに応じた点数をつけるでしょう。
答案に、あまり書いてなかったり不十分な分量しか表現されていないと、
ちょっと
よく分からないな・・・
と、採点者は「点数のつけようがない」のです。
子どもが受験生だと、「採点される側」の考えばかりになってしまうかもしれません。
「採点する側」の立場になってみるのも、時には面白いですし、実用的です。
「採点する側」の視点に立って考えましょう。
採点する側の視点
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大学生の時に、中学・高校の塾のテストの採点のアルバイトをした経験があります。
採点するのも人ですから、頑張っている人にはなんらかの点をあげたくなります。
全然間違っていればX(バツ)だけど、
一生懸命な人には、点をあげたい・・・
「想定される解答」を採点することは簡単なのですが、少し遠回りした答案が時々あります。
数学的センスとしては少し劣る内容ですが、論理的にきちっと明確で、正しい場合は、点数をあげます。
答えがあっていれば、「遠回りしていても論理性が正しい」のであれば満点です。
「論理的に正しくて」「一生懸命解こうとしている」姿勢は共感を呼びます。
一生懸命やっている方には、誰しも好意を持ちます。
一方で、注意することがあります。
特に、算数・数学は「全く解答に至らない、見当違いのことを延々と書いても点数にはならない」です。
算数・数学は、
ちょっと
違うかな・・・
と気づけるようになることも大事で、それには「自分で書いて理解」が良いでしょう。
書く・描くことで思考を整理
日々の学びの中で「どんどん書いてみる」事は、学ぶ上で大事な姿勢ですし実戦的です。
子どもでも大人でも、共通することがあります。
それは、「ただ頭の中で考える」よりも「紙に書いて考えてみる」方が思考が整理されることです。
書いて見ると、思いのほか良いアイデアが、思い浮かぶことも多いです。
こんな
感じが面白い!
こんなアイデアは
どうだろうか・・・
図形でもイメージの絵でも、遠慮なく大きく雄大に書いて、描いてみましょう。
採点者の方は、そういう一生懸命な答案に出会うのを待っているのです。
ぜひどんどん書いて、描いてみましょう。
次回は下記リンクです。