前回は「自宅でロケット飛ばす体験 2〜「学研の科学」の醍醐味・「学研の科学」の原点・「これはなんだろう?」と考えながら作成する姿勢・それぞれの役割・電気分解の陽極・陰極〜」の話でした。
実験装置・発射台の製作
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ロケットの発射台が、出来てきました。
こうして、「手を動かして、何か不思議なものを作る」経験こそが「学研の科学の醍醐味」です。
今回は「電気分解」がテーマなので、内容をしっかり理解するには、高校生レベルです。
物理や化学が得意な中学2〜3年生の方でも「理解できる」かも知れません。
いずれにしても、こういう実験は「理論・原理を完璧に理解」より「実験すること」が大事です。
小学生にとっては、「電気分解」という言葉自体が難しいです。
その意味では、小学生は「全く理論・原理を理解できない」のですが、僕はOKと思います。
よく分からないけど、作ってみたら、
何かが動いた・・・
や、
水槽に、卵を入れて、
エサを上げたら、何かが生まれた・・・
という体験。
これらの体験こそが、「理科への興味・好奇心」を育成する最も大事な発想でしょう。
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ロケットの発射台が完成し、次はロケットを作ります。
ロケットの制作:実験して状況を理解する姿勢
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ロケットは、筒を入れて羽をつけるだけですが、子どもにとっては大事です。
羽の部分がシールになっているので、自分で作ってもらいました。
これ、
どうつけるの?
こうやって、
背中合わせに貼るんだよ。
ふーん。
いきなりやると、失敗するかもしれないので、こういう接着する時は、確認するようにしましょう。
分からないまま、適当に進めると失敗してしまうことも多いです。
「失敗もまた良し」なのですが、シール・接着のように「取り返しがつかない失敗」は、出来るだけ避けましょう。
中学受験の算数でも、「よく分からない」時は「実験して、状況を理解する」のが大事です。
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羽を作る「コツ」を理解したら、シールを剥がして作ってもらいます。
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出来たよ。
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ロケットの端にピッタリついていると、カッコ良いのですが、少しずれてしまいました。
うん。
なかなか良く出来たね。
ロケット発射準備:スポイトで水を入れる体験
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いよいよ、発射準備に入ります。
このスポイトで
水を入れてみて。
これ、
初めて使うよ。
かなり大型で本格的なスポイトです。
こうやって、
水を入れるんだね。
実験らしくなってきました。
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大きなスポイトなので、一気に水を入れることができますが、何回かに分けても良いでしょう。
たくさん押すと、
たくさん入るね。
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水が満杯になり、電気分解の準備に入ります。
水が電気を通しやすくするために、付属の粉を少し入れます。
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割り箸で摘んで、少しずつ粉を入れてゆきます。
この「粉を入れる」というのは、実験の基本ですが、いかにも「実験らしく」なってきました。
これ、
なんで入れるの?
これを入れると、電気が通りやすく
なるんだよ。
ふ〜ん。
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粉を十分に入れて、蓋を閉じて、発射第一段階完了です。
これで、
ロケット飛ぶの?
もう少しだよ。
次回は、電気分解をやってみます。
実験内容は小学生には非常に高度で、中学生以上の内容です。
「よく分からない」ことでも、実際に「やってみる」ことが大事であることがわかるでしょう。
「ロケットを飛ばす」という行為が、遊びに似た実験でオススメです。
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子どもと理科実験するには、非常に良いので、ぜひお手に取ってみてください。
次回は下記リンクです。