前回は「質問ご回答 9『より難易度の高い学校を志望校としたい』とき」の話でした。
中学受験の算数の大事さ:なかなか点数が上がらない算数
中学受験において、算数が最も重要な科目であることは、誰しも「分かっていること」です。
算数が、
苦手で・・・
算数の成績が
なかなか上がらない・・・
算数は、なかなか学力が上昇しない科目です。
また、「志望校を難易度の高い学校に変更する」時は、算数の学力をアップすることが最優先になります。
大学受験においても、数学は最も重要で、「数学がかなりできる」のは非常に強いです。
算数が大事なのは
分かっているけど・・・
なかなかテストで
解けるようにならない・・・
という方も多いかと思います。
理科・社会・国語に比べて、算数は「学力がなかなか上がらない」科目なのです。

理科や社会の暗記に関しては「暗記すれば、ある程度目に見えて」出来るように、点数が取れる様になります。
対して、算数は
基本的なことは
学習したけど・・・
応用問題が、
なかなか解ける様にならない・・・
という方も多いでしょう。
状況を把握する大事さ:試行錯誤する
特に難関校以上の学校は、出題者が工夫して
初めて取り組む
問題にしよう・・・
出題する問題を「初めて見るような問題」を作ります。
そういう問題に対しては、解法やノウハウを学ぶことよりも「状況を的確に理解する」ことが最も重要です。
「早く問題を解いて次に行く」よりも、「初めて見る」問題は、色々と描いてみて試行錯誤してみましょう。
こうしたら、
どうなるかな?
これでは、
答えと違うのかな?
と自分で考えてみましょう。
ぜひ、「状況を把握する学び方」を実際にやってみましょう。
今の時期は「早く解けること」よりも、「しっかりと理解すること」を意識して、算数を学んでみましょう。
考え方を習得する:しっかり理解する大事さ
学力がなかなか上がらない算数は、最も子どもたちが悩む科目です。
難関校〜最難関校合格のためには、算数は「志望校受験生の平均+α」出来るのが望ましいです。
中には算数が不得意で、他の科目で挽回する方もいらっしゃるかと思います。
6年生は現時点ではそれを考えず、
とにかく算数は、
しっかり固めよう!
とやってみましょう。
算数が得点源になると、非常に頼もしく、長い受験勉強を安定した気持ちで続けられます。
「中学への算数」は、「算数を学ぶには最適」です。
増刊号も良いですが、月刊誌を購入しましょう。
そして、ぜひ数問でも良いので、解いてみましょう。
「解法を見て・聞いて納得する」のではなく、「考え方・解法を習得して、自分で出来るようになる」ようにしましょう。
ふ〜ん・・・
と「納得して終わり」では、学力は上がらないのです。
図形問題の補助線には、コツ・ポイントがあります。
そうしたコツ・ポイントを塾などでは、それぞれの講師の方が工夫して教えてくれるでしょう。
そうして、「教えてもらう」のも良いですが、最も良いのは、「試行錯誤しているうちにポイント」に気づくことです。
こういう図形問題は、
ここがポイントだ!
手を動かして、あれこれ悩んで、一歩一歩踏み固めるように学んでみましょう。
「考え方を習得して、自分で出来るようになる学び方」を実践してみましょう。