おすすめの読書への姿勢 2〜子どもと一緒に図書館へ・体験・経験と読書・大人も発見がある「子ども向けの本」・図鑑と学力・大人も子どもも広がる「知らない世界」〜|子どもの教育

前回は「おすすめの読書への姿勢 1〜紙の本を読もう・スマホ・タブレット・パソコン〜」の話でした。

目次

子どもと一緒に図書館へ:体験・経験と読書

子どもと図書館に一緒に行くと、子どもの個性にもよりますが、上のような「動物・虫の本」が好きです。

こういう本をみると、

実物も
見て欲しいな。

と思いますが、都心などでは、なかなか「クワガタムシに出会う」経験も得ずらいのが現実です。

そこで、旅先などで、クワガタムシやカブトムシに出会う「リアルな機会」を作るのが良いです。

出会った時には、一緒に「じっくりみる」ようにして、「触れる機会」から「触れる経験」にしたいと思います。

実際に何かの虫に触れた経験があれば、似たような虫なども、本を読めば

こんな
感じかな?

と、子どもは想像するでしょう。

実物の虫を全然見ないで、たくさんの図鑑を読んでも「机上の空論」になってしまうかもしれません。

「机上の空論」であっても、本を読まないよりは遥かに良いのですが、あまりに実感がない学びをすると、

良く分からないけど、
絵・写真みたいな虫がいるのかな?

と「良く分からない」状況が続きそうです。

実際に虫を見たり、触ったりする体験と経験。

そうした「体験と経験」に基づいた「本の知識」。

木造戸建住宅の上棟・建前(新教育紀行)

これは「建物の鉄筋コンクリートの基礎」と「上物である建物」の関係に近いかもしれません。

「基礎」がしっかりしていなければ、「砂上の楼閣」となってしまう建物・建築。

基礎として「しっかりした経験・体験」を積み重ねた上で、様々な本を読むこと。

こうすることで、「想像力」が鍛えられてゆくと思います。

大人も発見がある「子ども向けの本」

図書館(新教育紀行)

地域の図書館は、たくさんの本があり、子ども向けの本でも

この本は、
面白いな・・・

と感じる本がたくさんあります。

子ども向けの本は、ふりがなが多かったり、子ども向けの絵を多用していることが多いです。

そうした本は、いかにも子ども向けなのですが、中身はとても充実しています。

大人が読んでも、

ああ、あれは
こういうことだったんだ・・

と勉強になってしまうことも、たくさんあります。

エネルギーやものづくりなど、大人が知っているようで「本当は知らないことが多い」ことがあります。

そうした本を、子どもが本を探して、

この図鑑
面白そう・・・

と立ち読みしている間に、ちょっと大人である私たちが「子ども向けの本」を覗くと、

実は、
そういうことだったんだ・・・

と新たな発見があることも多いです。

図鑑と学力:大人も子どもも広がる「知らない世界」

宇宙飛行士 山崎直子(Wikipedia)

小さな頃に「図鑑が好きだった」山崎直子さん。

両親は、
図鑑は買ってくれました。

大人が読んでも面白い図鑑。

詳しい原理などが「子ども向け」に描かれていますが、非常にわかりやすく、

ここは、
こうなっていたんだ!

という発見がたくさんあります。

図書館に行った時、子どもが上の「発明の歴史」に興味を持ちました。

「興味」と言っても、ガンダムのプラモデルを作った時のことを覚えていて、

ガンダムの剣みたいなのが
あるよ。

と、「剣」に興味を持ったようです。

この本は、結構レベルが高くて、大人が読んでも十分楽しめ、勉強になる内容でした。

それらの内容を、少しでも「子どもが理解できる」ことが望ましいですが、なかなかそうもいきません。

これは、
なに?

と、蒸気機関などを指差して聞いてきます。

これはね
実はね・・・

と本に書いてあることを見ながら、説明してあげます。

この銃、
かっこいいね。

銃にしても、蒸気機関にしても、仕組みを説明するのは、なかなか難しいです。

「子どもの本」と思わずに、大人も一緒になって読むと、色々と知る機会になります。

学研のロケットを、子どもと一緒に作る話をご紹介しました。

大人の方々も色々なことに、子どもと一緒に興味を持って、本を読んでみることをお勧めしたいと思います。

子どもと一緒に本を読んでみると、子どもの好奇心が喚起され、学ぶ力が上がるでしょう。

お父さんが読んでいる
本は、結構面白そう・・・

それは、親子の良いアクティビティとなり、読んでいる親も「勉強になる」ので一石三鳥です。

図鑑でも虫の本でも、大人も「知らない世界」がちょっと広がり、子どもは「知らない世界」大いに広がるでしょう。

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