学んだことを習得して学力アップ〜算数の問題集への効率的取り組み方・問題を「たくさん・全部解く」ではなく「選んで解く」姿勢・志望校の過去問をどんどん解いてみる姿勢〜|中学受験・算数

前回は「しっかり習得する姿勢〜学んだこと・出来ることを明確に意識・算数・数学を学ぶ目標と手段・自分で「やったことをまとめる」ノート・コピー用紙〜」の話でした。

目次

算数の問題集への効率的取り組み方

てんびん算の考え方(新教育紀行)

「問題集をたくさんやる」ではなく、「一題一題しっかりと理解する」ことが大事です。

でも、塾の宿題も、
たくさんあるよ。

本屋さんで
買った問題集もあるし・・・

中学受験の算数の学力を上げるためには、月刊誌「中学への算数」がベストです。

月刊誌だけでも、膨大な問題数があり、増刊号も含めると非常に多くの問題があります。

それらの問題を「やればやるほど学力が上がる」気がします。

だって、
そうじゃないの?

たくさんやれば、
解法のパターンが沢山身につくと思うけど・・・

「解法のパターンを沢山身につける」学び方も、一つの学び方です。

一方で、それを目指すと「沢山問題を解く」ことばかり、意識が向いてしまいます。

本来の目的である「学力を上げること」ではなく、

これも
やらなきゃ・・・

あれも
やらなきゃ・・・

と焦ってしまうことがあります。

そして、「問題をたくさんやること」が目的になってしまいます。

大事なことは「学力を上げること」であることを、もう一度意識しましょう。

算数・数学を学ぶ目標

・(第一)志望校に合格する学力をみにつける

・志望校の合格点を獲得する

・出来れば得点源にする

・問題集・参考書をたくさんやる

問題を「たくさん・全部解く」ではなく「選んで解く」姿勢

問題13考え方(新教育紀行)

月刊誌「中学への算数」では、「問題を選んで取り組む」のが一番良いでしょう。

選ぶのは難しいですが、自分なりでも、お父さん・お母さんと相談するのも良いでしょう。

家庭教師がいる場合は、家庭教師の方に

僕は、どこをどのくらい
やったら良いでしょうか?

相談するのが良いでしょう。

僕は「自分が家庭教師に教わった」経験はないですが、家庭教師をしたことがあります。

家庭教師の大事なことは、「子ども一人ひとりの個性を把握している」ことです。

プロの家庭教師は、子どもの「得意・不得意科目・分野」をしっかり把握しています。

その点は、非常に効果的だと思います。

私、家庭教師は
いないから・・・

自分で問題を選ぶのは、
難しいけど・・・

僕も、いないから
「自分で選ぶ」のは難しいよ。

あまり難しく考えずに、自分なりに選んでみましょう。

実は、「自分を一番知っているのは、自分」なのです。

小学生は「客観的に自分を見る」ことは難しいですが、「気になる」問題をやってみましょう。

自分で「解けそう」な問題よりも、

これは
どうやるのかな?

と少し悩みそうな問題をやってみましょう。

チラッと見て、

これは出来そうだな、
溶けそうだな・・・

と思う問題は、やらなくても良いでしょう。

志望校の過去問をどんどん解いてみる姿勢

正六角形の問題(新教育紀行)

過去問もどんどんやってみましょう。

過去問をやるのは「志望校の問題がどの程度出来るか、学力を測る」ではありません。

第一・第二志望校の過去問は、「最も大事な問題集」です。

過去問を解く時期によりますが、過去問が「スラスラ解けるはずがない」と考えましょう。

「スラスラ解ける」場合、もう勉強しなくても良いかもしれません。

大抵の方にとって、「高いハードル」である第一・第二志望校の過去問。

やってみて解けない時は、

解けない・・・
僕の学力は、まだまだだ・・・

などとガッカリする必要は全くありません。

「出来なくて当然!」くらいの気持ちで、

よし!
しっかり学んで、考え方を身につけよう!

と考えましょう。

算数(数学)や理科は、きちんとノートに書かなくても、良いでしょう。

コピー用紙でもなんでも「どんどん描いて、書いてみる」ようにしましょう、

そして、「考え方を習得する」ようにしましょう。

小学生にとっては、「コピー用紙に書く」よりも「ノートに書く」方がやりやすいでしょう。

その際は、きれいに描くのではなく「落書き帳」のように自由に描いてみましょう。

算数の図形問題なら、ポイントとなった補助線を赤線で引いて、

これが
大事!

など書いてみましょう。

あるいは、旅人算のように「移動する」問題だったら、移動する状況をしっかり描きましょう。

大事なことは、目で読んで「分かったつもりになる」のではなく、「しっかり理解する」ことです。

一題ずつ、しっかりやってみましょう。

新教育紀行

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