前回は「丁寧に描く姿勢を身につけよう」の話でした。
ただ見るだけではなく、「描くこと」の大事さの話を繰り返しご紹介してきました。
中学〜大学受験においても、「描くこと・書くこと」は非常に大事です。
特に、算数や数学は「解答を見てわかった気になる」のは避けるべきで、必ず手を使って「描いて・描いて」理解するようにしましょう。
理解の仕方・レベルが全く異なります。
今回は、中学受験を控える小学生の「描く」大事さの話です。
「中学への算数 6月号」で平面図形・立体図形の良い問題が多数掲載されています。
それに対して、どのように取り組むのが良いか、をご紹介しています。
平面図形は描けるけど、
立体図形は難しいよ・・・
というお子様も多いと思います。
最初は、解答の図などを「見よう見まね」で描いてみましょう。
でも、上手く描けないよ・・・
上手い方が良いですが、上手い・下手は気にしすぎず、まずは「自分が図形が分かれば良い」と考えましょう。

「見ながら描く」のが、難しく感じる子どもには、「上からなぞってみよう!」と勧めましょう。
上からなぞるなら、
出来そう!
「中学への算数」等の雑誌・問題集は、上からなぞるのは、難しい面があります。
本が開いた時に、斜めになってしまうからです。
ですから、親御様が大事な図をコピーして、描いてもらいましょう。
雑誌・問題集等の図は、「分かっている方」には十分な大きさですが、慣れない子には、少し小さいです。
「全体的にもう少し大きくしてくれると良いな」と思いますが、紙面も増え、コストもかかり、出版側の考えもありますから、仕方ありません。
ご自宅のコピー機か、コンビニで2倍のサイズにすると、分かりやすいでしょう。
大きい図は、なぞりやすいわ!
でも、立体図形は難しい・・・
上記の「2倍」は、人それぞれで、もう少し大きくしても良いでしょう。
大きなA3の紙にコピーして、どんどん描いてみましょう。
なぞってみると、
少し分かった気がする!
最初は難しくても、描いているうちに、少しずつ分かってくるでしょう。
ぜひ、「上から図をなぞってみる」をやってみましょう。