記述問題の難問が解けるようになる勉強法・コツ〜一本の線を入れて分かること・武蔵らしい図表とグラフがある記述問題・もう一本の線から分かること・様々な特徴を理解する姿勢・グラフを読む・具体的傾向と数値を読んで理解を深める〜|各国の学校制度10・武蔵中・過去問・中学受験・社会

前回は「難しい記述問題の考え方・書き方・書けるようになる勉強法〜グラフに線を引いて理解・傾向を浮かび上がらせる線・直線を引く考え方・一本の線が大きな効果を生む・グラフをじっくり読んで「面白い」と思う気持ち・思考を深化〜」の話でした。

目次

一本の線を入れて分かること:武蔵らしい図表とグラフがある記述問題

2022年武蔵中学 社会

この武蔵中の問題は「学校制度」という切り口で、各国との比較、歴史、社会に関して論じています。

そして、図表とグラフが一緒に提示されており、非常に武蔵らしい問題です。

問題とは関係ありませんが、上記のような青色の直線を引いてみました。

これで、様々な特徴がグラフから見えてきました。

2022年武蔵中学 社会

問題にある、座標(縦軸と横軸の数字)だけでも、大きな傾向は、ざっと分かります。

そこに、「一本の線を入れることで、非常に明瞭にわかる」ことが実感できたと思います。

うん。
点だけの時と、全然違うよ。

たった一本直線を入れるだけで、
こんなに見え方が違うのね。

一本(赤色)入れて、そしてもう一本(青色)を追加してみました。

もう一本、簡単な直線を入れてみましょう。

もう一本?
どうしたらいいの?

こういう「何かをしてみる」時は、「どうしたら良いか」を考えすぎずに「やってみる」のが良いです。

もう一本の線から分かること:様々な特徴を理解する姿勢

2022年武蔵中学 社会

一例として、上のような直線が考えられます。

「都・県外の進学率=都・県内の進学率x1/2」の直線(緑色)です。

前回の「青色の直線の傾向」の逆となります。

今度は、都・県外に進学する人が
非常に少ない傾向の線だね!

さっきの青線は、
都・県外の進学率が都・県内の進学率の2倍で・・・

今回の緑線は、
都・県外の進学率が都・県内の進学率の半分ね!

この直線より下は、「都・県外の進学率=都・県内の進学率の半分以下」となります。

つまり「同じ学年の1/3以下が、都・県外の進学」となります。

あれ?
なんで「1/3以下」って分かるの?

分かりにくい時は、比を数字に置き換えてみましょう。

この緑線のラインは、

都・県内の進学率 = ②

と置くと、

都・県外の進学率 = ① = ② x 1/2

となります。

あっ!
分かった!

全体が③になるから、
都・県外の進学率①=全体の1/3ね!

だから、緑線の下は、
「都・県外の進学率は全体の1/3より少ない」だね。

これも
面白いね。

東京の女子だけが、
緑色の線の下だね!

東京の男子だけが、赤と緑色の
間にある。

大きな傾向が出てきました。

東京都の女子が「都外に進学するのは、大学進学者の1/3(33%)以下」です。

グラフを読む:具体的傾向と数値を読んで理解を深める

新教育紀行
ニューヨーク(新教育紀行)

問題にはありませんが、実際に数値を読んでみましょう。

「東京の女子の都外の進学率」は、どのくらいでしょうか。

21%と22%の
間かな・・・

21.5%くらい
かな・・・

「グラフから読み取る数値」は大体で良いので、21、21.5、22%のどれでも良いでしょう。

グラフの数字

・あまり厳密に考えすぎないで、小数点以下は四捨五入・切り上げ等でもOK

・理科の実験などは、誤差が必ずあるので、だいたいの傾向が大事

グラフを作る問題は、
あまりやったことないけど・・

なんか
難しそう。

「グラフを読む」のと「グラフを作る」ことの大きな違いが分かったと思います。

「大きく違う」のですが、難しく考えすぎないで「どういう傾向が分かるか」と考えましょう。

「グラフを描く」問題は少ないですが、いくつかの学校で出題が見られます。

曲線の時、
描くのが難しい・・・

直線は
いいけど・・・

曲線の時は、
どういうふうに曲げれば良いのかな・・・

「曲線を描く」時も、あまり難しく考えないようにしましょう。

曲線は「色々な形」がありますが、中学入試では「大体の曲線」が描けていれば○です。

少し寄り道しましたが、記述式はこのように

他に
何か考えられないかな・・・

と考えてみましょう。

こう考えたら、
どうだろう・・・

も良いでしょう。

図形:補助線と辺の比(新教育紀行)

図形問題の補助線と同じで、一番良いのは「自分でやってみる・引いてみる」ことです。

「自分でやってみること」が、学力が上がる最も近道です。

この図形は
この補助線を思いつくようになろう!

と教わって、「補助線のパターン」を覚える学び方もあるでしょう。

確かに、補助線の引き方には「ある程度のパターン」があることが多いです。

それは、「様々試してみて、良い補助線も引いてみて理解する」のが最も良いでしょう。

実験問題(新教育紀行)

算数・理科・社会、いずれの科目でも「グラフを読んで、理解する」姿勢を作りましょう。

このような姿勢で「しっかり考える」ことが、大事です。

それは「数をこなす」よりも記述式問題に強くなるでしょう。

こういう応用問題は「暗記」ではない「理解力」が試されます。

記述式や応用問題が出題される傾向の志望校受験生は、しっかり理解しましょう。

新教育紀行

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