前回は「EGWグループ中学志望のお子様へ」の話でした。
パップス・ギュルダンの定理
「中学への算数9月号」に興味深い記事がありました。
p50-53の「パップス・ギュルダンの定理」に関する記事です。
流石に、小学生が本定理まで知らなくても良いように感じますが、内容としては面白いです。
そして、高校数学にも出てくるような内容を、小学生にも分かるように丁寧に解説しています。
重心の話をしました。
算数・理科において、重心は非常に大事です。
この「パップス・ギュルダンの定理」も重心が非常に大事な定理です。
実際に、攻玉社の特別選抜で出た問題ですが、最難関校を志望する方は、目を通しておくと良いでしょう。
読んだけど、
難しい・・・
と感じたら、
そうなんだ・・・
というくらいで良いでしょう。
ペーパーテストと学力
いくら試験を工夫しても、「ペーパーテストはペーパーテスト」という意見もあります。
その一方で、「ペーパーテストで、出来るだけ学力を適正に図る」こともまた、様々な学校が工夫しています。
こういう「中学・高校生対象の定理」を小学生向けに問題にすることには、是非があるでしょう。
僕は行き過ぎは良くないが、「小学生の算数への興味を喚起する」意味においては、良いと思っています。
こういう問題は、中高の数学科の先生は考えるのが好きそうです。
「数学好き」だからこそ、このような「定理を様々な角度から考える」のは楽しいのです。
社会でも「考えさせる問題」が、これから増えるでしょう。
「公式で解くのではなく、考える力を問う」姿勢
同様に、算数・理科において、「公式で解くのではなく、考える力を問う」姿勢が強まるでしょう。
本番でこういう問題が出ても、「落ち着いて取り組めるように準備しておく」のは大事です。
「完全に理解すること」を求めるのではなく、「なんとなく理解」で良いでしょう。
ぜひ、目で追うだけでなく、手を使って描きながら、この記事を読んでみましょう。
こういう「定理などを基にした」問題で、実際に「描いて考えてもらう」タイプの問題も予想されます。
この記事を参考にして、「しっかり取り組む」(理解は大体でも)ことは、非常に大きな効果があるでしょう。