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自分で考えてみよう!2〜歴史の裏側を覗いてみよう〜|歴史の学び方

前回は「自分で考えてみよう!1〜歴史の裏側を覗いてみよう〜」の話でした。

歴史が得意なお子様でしたら、歴史を考えるのは楽しいでしょう。

歴史があまり得意でない方も、こういう「もしも?」ということを考えながら、人間模様を考えると楽しくなるでしょう。

日本史に限らず、歴史は大体人間関係の話です。

誰と誰が仲良くなって、仲間(派)ができて、今度は仲が悪いグループと戦って・・・

大体この流れで、それは世界を舞台にしても似たような構図です。

「歴史はあまり得意ではない」というお子様は、まんがやテキストを読みながら、人間模様をイメージしましょう。

無味乾燥な年号や出来事も生命力を持ちます。

まだ間に合いますから、少しでも歴史は得意になりましょう。

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志望校が記述式で、「あなたの意見を書いてください。」と言う問題を出す可能性があるようでしたら、この「イメージすること」はとても役立ちます。

明治維新直後の「征韓論争による西郷隆盛・板垣退助たちの下野」という後の西南戦争へとつながる大事件がありました。

この「征韓論争」に関しては、実は西郷隆盛首班の政権と岩倉・大久保たちとの間の政争の様相が強いです。

当事者の西郷隆盛はともかく、なぜ板垣退助たちまで一緒に下野する必要があったのでしょうか。

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西郷隆盛(国立国会図書館)

西郷と板垣は出身も薩摩・土佐で異なり、そもそもそれほど関係は深くありません。

下野は自らの政治生命に大ダメージを与えますから、実行するのはかなり大きな度胸が必要です。

なぜ、板垣たちは西郷と運命を共にしたのでしょうか?

こういうことも「自分なりに」考えてみると面白くなりますね。

板垣退助はのちに自由民権運動の首領となり、明治に入ってなんとなく「文官的扱い」です。

実は、板垣は明治維新の際、乾退助という名前で、土佐藩の軍隊を主導したバリバリの武闘派です。

戊辰戦争の時は、私は土佐藩士を率いて、
西郷さんたちと一緒に戦ったのだ。
銃弾の中を戦い、必死に徳川家を倒した。
後方に引っ込んでいた大久保たちと一緒にするな!

土佐藩は、坂本竜馬や中岡慎太郎も輩出した、幕末維新期の重要な藩です。

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板垣退助(国立国会図書館)

軍事的能力はかなり高く、本来であれば明治政府の陸軍の中心人物であるべきでした。

しかし、維新政府の薩長派閥に阻まれてしまいます。

軍事能力が高く、実績もあり、さらには元の殿様であり、維新後も一定の影響力を有する山内容堂からも可愛がられている板垣(乾)退助。

「有能で実績がありすぎる」板垣は「邪魔」なので、長州閥の山縣有朋たちが板垣を「目障りだから、陸軍へ行かせなかった」のです。

板垣は憤懣やるせない気持ちだったでしょう。

「薩長土肥」と言っても、所詮は「薩長」じゃないか。
俺たち、土佐や肥前は脇役なのか・・・・・

倒幕戦を早期から戦ってきたのは、我が長州。
薩摩すら、「後から乗ってきた」のだ。
土佐も肥前も「途中参加組」だろう。
勘違いするなよ。

山縣有朋は意地悪でちょっと陰険な感じもしますので、彼は当時あまり人気がなかったのです。

維新時の各地の戦場で「銃弾の中を駆け巡った」西郷と板垣は、明治維新の同志のような関係にあったのです。

これは「征韓論争」の「一つの側面」です。

色々と想像してみると、歴史上の人物が生命力持って躍動しませんか。

歴史上の大人物たちも、意外とこういう子供っぽいことで揉めたりしているのです。

自分なりに「なぜだろう?」と考えてみることは、思考力を鍛えます。

歴史は人間がつくり出すもので、生きています。

単に「西郷隆盛」「薩摩藩」「征韓論」と言葉を暗記するよりもイメージを持つと記憶力も向上します。

暗記力がアップすると、選択問題・記述問題の得点力もアップします。

まだ当日まで時間がありますので「暗記は苦手」方、ぜひ大事な事はこのように覚えて、知識を蓄えてゆきましょう。

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