中学〜大学受験の大事な方針 2|威人紀行外伝

前回は「中学〜大学受験の大事な方針 1」の話でした。

山口司令官の話では、日本海軍と米海軍の一大決戦が、まもなく始まります。

ミッドウェー海戦をご存知の方もいらっしゃると思いますが、これから大敗北します。

この大敗北は、当時の日本海軍では「誰も想像だにしなかった」レベルの致命的大敗北でした。

その理由は様々ですが、最も重要なことは「二兎追う方針で、方針を度々変えた」ことです。

このどちらかでも「致命傷」となる事態です。

中学〜大学受験で、誰しも合格判定は気になります。

合格可能性80%以上、
A判定だ!

と喜ぶ方も入れば、

合格可能性50~60%
C判定・・・

感覚的には「B判定までは合格可能圏」であり、「C判定以下は厳しい」でしょう。

この「判定」に関しては、改めて別の機会にお話しします。

「判定の精度」は、なんとも言えない面がありますが「概ね実態(合否)と相関関係はある」でしょう。

しかし、「A判定(80%以上)だったのに不合格」の方も毎年います。

「 E判定(20%以上)だったのに合格」の方も毎年必ず出てきます。

今回は、中学受験に関しての話です。

例えば、四科目程度の試験で合計300点満点で、難易度・年によりますが、「大体200点取れば合格」とします。

その学校を志望校とする模試で、現時点「140点以下」であれば「合格は難しい」でしょう。

その場合は、よく考えて最終的な第一志望を決定すべきでしょう。

しかし、「150点以上は取れるが、合格圏には入らない」場合。

この場合の判断は難しいですが、志望校のカラー・校風を本人・親が気に入っていれば、志望すべきかと思います。

大学受験と異なり、「もう一度」がない中学受験。

あの時、受けていたら、
受かっていたかも・・・

諦めなければ、
良かったかもしれないわ・・・

こういう後悔はしたくないものですし、子どもにはさせない方が良いでしょう。

「やってダメだった」なら、また別の機会で頑張れば良いのでしょう。

そして、「違う個性があるかもしれない」のです。

最も良くないことは、10月以降の直前期に「安易に志望校を変更する」ことでしょう。

今の時期に最終決定をして、「合格目指してひたむきに頑張る」のが一番と考えます。

大方針は「熟慮して決定後、変更してはならない」のです。

その反面教師の一つとして、山口のいる旧日本海軍の動きを読んで頂ければと思います。

そして、山口司令官が「どのように奮闘したか」もまた、参考にして頂ければ幸いです。

これから本番に向けて一生懸命頑張る際、

もう少し頑張ろう!

という気持ちになると考えます。

早期にミッドウェー海戦の話を終える予定ですので、当面、山口の話が増えます。

ご覧頂いている方には、ぜひ楽しみにして下さい。

新教育紀行

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