前回は「『よく出来ているね!』と褒める〜合格への姿勢と勉強法〜2」でした。
中学受験生のお子様に対して、模試などの点数が思わしくなく、合格判定がもう一つの時は辛いです。
うちの子は、
不合格になるかも・・・
親の方まで強迫観念に駆られてしまい、子どもに強く当たってしまうことがあると思います。
そして、
もっと勉強しなさい!
と子どもに強く言います。
強く当たられて、
よしっ!
やってやる!
頑張ろう!
と奮起するタイプの子どもなら良いでしょう。
現実的には、そういうお子様は多くはないと思います。
もし、算数が比較的良くて社会の点数が悪かったら、
算数は
よく出来ているね。
と伝えてあげて、
社会は、
もう少しやってみよう。
と一緒に参考書を開いて、読んでみるのが良いでしょう。

算数は旅人算、ニュートン算、てんびん算・・・・・などと多分野あって、それに図形、立体図形などの問題もあります。
数学でも理科でも、大抵のお子様は「得意な分野」「不得意な分野」があります。
それらに「どう対処して学力を上げてゆくか」は大きな問題です。
不得意分野は「少し対処すれば成績がグッと上がる」気がするので、「不得意分野を固める」発想もあります。
あるいは
不得意分野は、
他の子に大きく差をつけられない程度に補強!
得意分野で、
他の子に差をつける!
という考え方もあります。

これはお子様の学力・性格・指向性によりますので、一概には決まらないことです。
目前の模試の成績などを上げたいと思います。
僕は「最終的に合格すること」を目標とする時、後者の方が比較的良いように感じます。
本番までこれから三ヶ月の間、お子様がテンションをキープするのが大事です。
そして、やる気をさらに出してラストスパートをかけて欲しいと思います。
得意なところ・よく出来ている所は褒めてあげて、
この調子で、
これ(不得意分野)もやってみれば・・・
きっと合格するよ!
と、お子様にはポジティブに接しましょう。

第二次世界大戦の際、旧日本海軍を率いて当時世界一であった米海軍と死闘を続けた山本五十六連合艦隊司令長官。
下記のような言葉を残しています。(諸説あります)

やってみて
言って聞かせて させてみて



褒めてやらねば
人は動かじ
お子様も褒めて、自分からやる気を出すようにしましょう。